*端島(軍艦島)へゆく・その2* - 2019.02.15 Fri

というわけで軍艦島です(o´ω`o)ノ

さっそく上陸っ!!
と行きたいところですがまずは島の外海側を遊覧です₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
軍艦島は全長480m、幅160mの無人島で、
閉山された1974年から一般の立ち入りは禁止されていましたが、
2009年より上陸が許可され天候などの安全基準が満たされた場合のみ見学ができるようになりました。

正面に見えるのは「31号棟」という集合住宅があった場所で、
その左側に残骸になっている感じの場所には映画館だったそうです。
灯台のある丘の右下あたりに炭鉱へ入る「第二竪坑」があります。

丘の上にある白い灯台は閉山によって島の明かりが無くなったため、
閉山の翌年に立てられたもので正式名称は『肥前端島灯台』と言い、
現在のものは1998年に強化プラスチックで建て替えられたものです。
横の四角い建物は「貯水槽」で、
その周囲はかつて「児童公園」となっていました。



この辺りは「鉱員社宅」や「厚生食堂」があった場所で、
日給住宅の16~20号棟が立ち並んでいる島一番のアパート集合地帯です。
島一番のマンモスアパート(300所帯)である65号棟の屋上には保育園がありました。

島の一番北端には「病院」があったそうですので、
たぶんこれが病院跡の建物だと思います。


島の最上部にぽつんとあるのは「端島神社」の神殿です。
現在は神殿だけの姿となっていますが、かつては立派な社殿や拝殿などがあり、
毎年4月の例祭では神輿が島内一長い階段を駆け降りるという勇壮な行事や、
主婦会によるバザーなども開かれていたそうです。
端島神社は昭和11年 (1936)に創建され、
御祭神は大物主神または山ノ神だったといわれています。
ちなみにここがこの島の1号棟になります。

軍艦島を北側から見た姿は、
本当に軍艦を彷彿とさせる存在感がありますね。
本物の軍艦は見たことありませんけれど(ノ∀`)(笑

それでは島の南東側へ戻り、
ドルフィン桟橋という島唯一の玄関口から上陸します。
当時もここから島民の為の定期船が出ていたそうです。




島へ上陸し建造物を間近に見ますとやはり迫力がありますね(*゚∀゚)=3
ここからは見学通路を通り、
プールや工場などがあった第一・第二見学広場でガイドさんによる説明を受けます。
注意事項としましては島内では傘・日傘の使用はできず、
安全のため、ハイヒール、草履、スリッパ、ビーチサンダルは禁止で、
見学者が許可されている上陸エリアは桟橋、見学広場、見学通路(約220m)のみと条例で決められています。
ですので、もし範囲外にお財布や携帯電話などを落した場合は取りにいくことはできません(-_☆)気をつけましょう。

見学広場から見られる建物はまた次回に~
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● COMMENT ●
世界に誇る産業遺産
モンサンミシェルだ、と一瞬思いました。行ってみたいけど遠いなぁ。この島緑が一つもなかったのかなあ。時がたって木が生えだしたりしたらまた面白いんでしょうね。ラピュタみたいに
Re: 世界に誇る産業遺産
> ぬくぬく先生 さん
たしか日本初の鉄筋コンクリートの集合住宅も軍艦島が最初ですよね。
かつては日本の主要輸出物資であった石炭を砕石する施設と、
そこに従事する工員とその家族が暮らした町並みが、
こうして生活観を残したまま史跡となっているのはとても貴重なことだと思います(o´ω`o)
最初は軍艦島の外観に興味を引かれたものですが、
歴史を調べるとさらに興味深くなり見る目が変わって面白いです♪
あと少しだけ続きますのでお楽しみくださいませ☆
たしか日本初の鉄筋コンクリートの集合住宅も軍艦島が最初ですよね。
かつては日本の主要輸出物資であった石炭を砕石する施設と、
そこに従事する工員とその家族が暮らした町並みが、
こうして生活観を残したまま史跡となっているのはとても貴重なことだと思います(o´ω`o)
最初は軍艦島の外観に興味を引かれたものですが、
歴史を調べるとさらに興味深くなり見る目が変わって面白いです♪
あと少しだけ続きますのでお楽しみくださいませ☆
Re: タイトルなし
> すくなひこな さん
モン=サン=ミシェルやマチュピチュ、アジャンター石窟よりは近いですので、
チャンスは十分あります(-_☆)(笑
そういえば軍艦島は自生する植物の種類が少ないんですよね~
いまある主な植物もせり科やイネ科の雑草が主ですし、
もともと小さな瀬の周囲を囲って埋め立てたものですので大きな木は難しいのでしょうね。
モン=サン=ミシェルやマチュピチュ、アジャンター石窟よりは近いですので、
チャンスは十分あります(-_☆)(笑
そういえば軍艦島は自生する植物の種類が少ないんですよね~
いまある主な植物もせり科やイネ科の雑草が主ですし、
もともと小さな瀬の周囲を囲って埋め立てたものですので大きな木は難しいのでしょうね。
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石炭産業の衰退とともに軍艦島の人口がどんどん減少していき、最終的には1974年をもって人口がゼロに
なりましたけど、平家物語のような栄枯盛衰とかもののあはれみたいなものを感じさせてくれていると
思います。
かつての隆盛期の頃の団地や石炭探索の痕跡がこんなにもいい形で残存されている事は、これは世界に誇るべき
産業遺産なのだと感じます。
確かに廃墟なのかもれないですけど、この朽ち方がとてもいい雰囲気で、現代版アンコールワット遺跡みたいな
雰囲気もありそうです。
こうしたすてきな遺産を間近で見ることが出来たのは素晴らしいことだと思います。
ただ見学できるエリアはかなり制約されているのですね・・
次回のレビュー記事も楽しみにさせて頂きたいと思います。