▼阿射加神社(小阿坂)▼ - 2012.01.13 Fri
三重県松阪市小阿坂町にある阿射加神社(あざかじんじゃ)です。
平安時代初期には県内でも数少ない延喜式内大社格に列せられた古社で『延喜式神名帳』に「阿射加神社三座」とあり、現在では三重県松阪市小阿坂町の阿射加神社と大阿坂町の同名神社がその論社とされています。
伊勢の国において式内社総数253座の内、大社が18座で他の235座は皆小社であり其の大社18座の内、7座は皇大神宮と豊受大神宮そして其の別宮7座、残る4座の内の1座が桑名の多度神社、3座が松阪市の阿射加神社でした。
御祭神は猿田彦大神・伊豆速布留神・竜天大神の三神。
また御祭神については、猿田彦大神の三つの御魂で、底度久御魂、都夫多都御魂、阿和佐久御魂という説もあります。
主祭神の猿田彦大神は伊勢国の国津神であり、この神を奉る神社では阿射加神社が最も由緒ある神社といわれています。
神代の昔、伊勢の国をお治めになっていたのは猿田彦大神で、猿田彦大神が御隠れになったのが阿邪訶(あざか)の海と伝えられています。
現在の阿坂町は伊勢湾の海岸から遠く山裾の一部の地名となっていますが、太古に阿邪訶と称したのは一志郡東部の平坦地すべてという広い地域だったようです。
かつては菅原・梶原の2家が奉仕していましたが、享保年間に梶原家は断絶し、明治に至って菅原家も世襲を離れました。
しかし神事は現在でも継承されており、毎年1月14日の夜には囲炉裏で焼いた樫の木の先端を月数を書いた板に押しつけて、その灰の色で各月の天候を占う御火試(おんひだめし)、粥試神事は小豆粥に竹の管を入れ、管に入った米と小豆の量で作柄の豊凶を占う粥試(かゆだめし)の粥占が行われます。
また並行して境内で大ドンド火が焚かれ、その周囲を羯鼓踊りの輪がかこみます。
この阿射加神社境内の御神木である杉の大木は、全てが二本一対となり五対ほどが社殿に向い立っています。
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● COMMENT ●
No title
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七森さんおはようございまっす☆
参道歩いていった先が広くて驚きました!
粥試って、なんだかおいしそうな響き・・・
私じゃ占う前に食べちゃいそうです(;´д`)ゞ
参道歩いていった先が広くて驚きました!
粥試って、なんだかおいしそうな響き・・・
私じゃ占う前に食べちゃいそうです(;´д`)ゞ
Re: No title
> 伊勢の風 さん
おはようございます(´ー`)
この神社は初めて行ったのですが、静かで落ち着いた良い所ですね。
二対になった御神木達に囲まれて清々しいかんじになります(人*´∀`*)
この写真は冬に撮ったものですが、
春や夏の方が木々が青々として良いかもしれませんね♪
伊勢の風さんのお写真楽しみにして待ってます (-_☆)
おはようございます(´ー`)
この神社は初めて行ったのですが、静かで落ち着いた良い所ですね。
二対になった御神木達に囲まれて清々しいかんじになります(人*´∀`*)
この写真は冬に撮ったものですが、
春や夏の方が木々が青々として良いかもしれませんね♪
伊勢の風さんのお写真楽しみにして待ってます (-_☆)
Re: No title
> なな さん
おはようございまっす ヾ(@^▽^@)ノ
この神社は参道を抜けたところが
空も地面もポッカリと開けていて明るくて良いかんじです♪
参道の苔の絨毯もふんわりてしいて素晴らしい(人*´∀`*)
粥試神事の粥には米のほかに小豆なども入れるので、
食べてみると意外と美味しいかもしれません( ´艸`)(笑
おはようございまっす ヾ(@^▽^@)ノ
この神社は参道を抜けたところが
空も地面もポッカリと開けていて明るくて良いかんじです♪
参道の苔の絨毯もふんわりてしいて素晴らしい(人*´∀`*)
粥試神事の粥には米のほかに小豆なども入れるので、
食べてみると意外と美味しいかもしれません( ´艸`)(笑
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おはようございます
この神社、高校までは松阪に住んでいましたので知ってます。
でも撮影とかでは行ったことないので、今度行ってみます。
まだまだ知らないとこだらけです。