▼上田大神宮▼ - 2012.07.12 Thu





明治維新の王政復古により明治三年に明治天皇は、
「日本古来の神道を大いに宣揚すべし」と大教宣布の詔を発布しました。
その詔により全国を三一教区に分け神宮を設置し、
伊勢神宮信仰と大麻頒布の本拠地として、
上田丸堀の地に『第一九区神宮教院長野本部』を設けたのが上田大神宮の起源です。





上田大神宮は伊勢皇大神宮の末社でもあり、
「長野・新潟・群馬」三県の伊勢信仰の本拠地として建てられ
建築様式は最も古い神明造りです。
また境内には大国主神を祭る西宮恵比寿神社が鎮座し、
天満宮と柳町にあった雨乞いの阿夫利神社と琴平神社を合祀しています。
恵比寿神社の隣には三峰神社も鎮座されています。





しかし、その後の境内を横切る国道18号を作る際に、
境内の池が埋められ鎮守の森も無くなり、
今は当時の面影はありません。
上田大神宮境内の隅には芭蕉の句碑があり句が刻まれています。
『何の木の花とはしらず匂いかな』
貞亨5年、伊勢神宮外宮参拝の折に詠まれた句だと言われます。






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