▼坂社・藤社▼ - 2012.08.07 Tue





坂社・藤社はともに山田産土神八社の一社であり、
土地の名をつけた産土神祀った神社です。
産土八社の一つ藤社は昭和20年に外宮宮域の整備のため当地に合祀されました。





すなわち
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかつはやひあめのおしほみみのみこと)
天之菩卑能命(あめのほひのみこと)
天津日子根命(あまつひこねのみこと)
活津日子根命(いくつひこねのみこと)
熊野久須比命(くまのくすひのみこと)
多岐理比売命(たきりひめのみこと)
市寸島比売命(いちきしまのみこと)
多紀津毘売命(たきつひめのみこと)
です。
また合祀として、
誉田別尊(ほんだわけのみこと)・菅原道真
彦国見賀岐建与束命(ひこくにみがきたけやつかのみこと)・人磨大明神(ひとまろだいみょうじん)
が合祀されています。





その山田ヶ原には宮川の分流が幾すじも流れ、多くの堰や原野があり、
それぞれ水止野(しとみの)・清野・前野・美野・坂野などと呼ばれていました。
その土地の名をつけた産土神を祀るようになったのが山田産土神八社の始まりとなります。
創祭年代は明らかではありませんが、古記録などから、
およそ1200年前の奈良時代末期に祀られたと推察されています。





伊勢地区周辺で行われる御頭神事は旧暦の正月や1月から2月にかけて行われ、
獅子舞を伴う行事で「ジンジ」ともよばれ国指定無形民俗文化財にも指定されています。
また坂社には明治に杭として逆さに打ち込まれた銀杏の木が、
そのまま根付き成長したと伝えられ、
銀杏の葉が下を向いている『坂銀杏』があります。






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