▼伏見稲荷大社・熊鷹社周辺から三ツ辻▼ - 2012.09.19 Wed





奥の院から稲荷山山頂にある上之社を巡る参拝コースですと、
さっと歩いて1時間ぐらいで巡れます。
わたしのようにいろいろ寄り道しながら写真を撮りつつ巡ると、
2時間半ぐらいかかります。









ここまで来ると伏見稲荷大社の明るく美しい本殿や奥宮の雰囲気は無くなり、
霊山である稲荷山の幽幻な雰囲気が濃厚になってきます。





稲荷山の主として七神蹟地を中心に、無数の塚が夥しく建ち並んでいます。
平安の頃より2月初午の日に稲荷山に参詣すれば福が授かるといわれ、
人々は毎年足を運んでいました。
そして明治になり七神蹟地が確定し親塚が建立されると、
これを契機に親塚の周辺に人々が、
「何某稲荷大明神」と神名を刻んだ「お塚」を奉納するようになったそうです。





この新池は別名「谺ケ池(こだまがいけ)」とも称されています。
この別名の由来には、
行方知れずになった人の居場所を探す時、
この池に向かって柏手を打ち、谺(こだま)が返ってきた方向にて消息がつかめる、
と云う言い伝えがあり、このことから「谺ケ池」と称されるようになりました。
また昔はこの池を農業用水源として、
厳しい村掟のもとに大切に管理・運営されてきたといいます。





御祭神は熊鷹大神。
池に突き出る形で熊鷹大神の拝所が設けられ、蝋燭の火が絶えません。
熊鷹社にて願い事や頼み事などのお祈りを済ませ、
難切り不動尊の横、新池の畔で柏手を二回打ち、
木霊が近くより返って来たように聞こえると願い事は早く叶い、
遠くから返って来たように聞こえると願い事の成就は遅くなると言う古くからの言い伝えがあります。




熊鷹社のある新池よりすこし進むと三ツ辻です。
次回は三ツ辻より京都市街を展望できる四ツ辻へ向います。


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