▼愛宕神社(東京都)▼ - 2013.03.09 Sat





山手線内では珍しく自然に形成された山である、
愛宕山山頂に鎮座しています。
愛宕山は標高25.7メートル、
自然地形では23区内ではもっとも高い山となります。
ちなみに人造の山の最高峰は新宿区の箱根山(45m)です。









配祀として罔象女命(みずはのめのみこと)・大山祇命・日本武尊をお祀りしています。
愛宕神社の総本社は京都にあり、
防火・防災に霊験のある神社として知られています。
創始は1603年に江戸の防火のために徳川家康の命で祀られた神社でしたが、
「天下取りの神」「勝利の神」としても信仰され、
各藩武士たちは地元へ祭神の分霊を持ち帰り各地で愛宕神社を祀ったそうです。





数年前に参拝に来られた方が胡蝶蘭を奉納してくださったことをきっかけに、
「幸福が飛んでくる」「変わらぬ愛」という花言葉に願いをかけ、
多くの方が途絶えることなく胡蝶蘭を奉納されるようになったそうです。





石段の由来は有名な講談「寛永三馬術」の中の曲垣平九郎の故事にちなみます。
江戸時代・寛永11に徳川秀忠の三回忌として増上寺参拝の帰り、
三代将軍・徳川家光が愛宕山上にある梅が咲いているのを見て、
「梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったところ、
讃岐丸亀藩の家臣・曲垣平九郎が見事馬で石段を駆け上がって枝を取ってくることに成功し、
家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ一日にして全国にその名を轟かせた、
という逸話から来ています。





今のような高層ビルが建ち並ぶ前の江戸時代の愛宕山は、
見晴らしの名所として地方から来た人や見物客で賑わい、
山頂から東京湾や房総半島までを見渡すことが出来たと言われています。
現在では都会に残ったオアシス的な場所として、
季節ごとの自然で訪れる人の安らぎの場となっています。




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