▼伊奈富神社▼ - 2013.08.25 Sun





伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅より南西500mほどの稲生に鎮座しています。
チタン製の一の鳥居がなんだかハイカラです。
古くから鎮座している神社で延喜式内社に列し、
かつてはこの地方に「東は白子浜、西は国府、南は秋永、北は野町」という広大な社域をもち、
その当時は椿大神社(正五位下)よりも社格は上であったそうです。





食物の一切を司り、稲の生産豊穣を守護する神で、
豊受大神(外宮)、稲荷大神と同神とされています。
社伝によると、
神代、東ケ岡(鈴鹿サーキット地内)に御神霊が出現せられ、
崇神天皇により「占木」の地にて社殿造営の地を占われ、
神路ケ岡に大宮・西宮・三大神を鎮祭されたのが始まりと伝えられています。
本来当社は「大宮」の保食神、
「西宮」の姫大神(豊宇賀能賣命・稚産靈神)、
「三大神之宮」の鳴雷神をそれぞれの社殿でお祀りしていましたが、
現在は、西宮・三大神ともに本社に合祀されています。





神社に入ってすぐ参道の南側に自然湧水の庭園があり、
池の中には島が七つあるので「七島の池」と言われています。
この池は平安時代に弘法大師がこられた時に菩薩堂を建立し、
七島池を一夜にして造られたと伝えられており、
日本最古の「七島式庭園」として保存状態もよく、非常に価値も高いそうです。
以前は清く透き通っていたそうですが、
伊勢湾台風で神社内の大杉など巨木が倒れ全滅状態となり、
境内の雨水が泥を含んだまま流れ込むようになり濁った状態になりました。
現在は地元の方々が濁りを取るなど水質浄化に取り組んでいます。









「稲生の獅子舞」は1300年前より続けられ、
鈴鹿市で最も古い獅子舞といわれています。
「稲生の獅子」は3年1回舞い、
大型の大宮・小型の菩薩堂・目の大きい三大神・耳の垂れた西宮
というそれぞれの獅子頭で舞います。
伊勢地方では昔『四山の獅子』と呼び、
四つの流派「稲生流・郡山流・箕田流・中戸流」がすべて鈴鹿市内にあり、
その獅子舞は地元だけではなく広く伝えられたそうです。








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