▼丹生川上神社・下社-『牛石』蛙石『』縁起物など▼ - 2014.01.24 Fri

その中の『牛石』『蛙石』『産霊石』と、
拝殿の横にある御神木の欅です。

まずは『牛石』
この石は大正天皇御大典の奉祝を記念してここに安置されたもので、
当時の丹生地区の人々がこの石を人力だけで台に乗せ、
川より引き揚げこの丹生川上神社に奉納いたしました。
いつしかその形が牛のように見えることから『牛石』と呼ばれるようになり、
物事に対してじっくり物事を見極めて辛抱強く進んでいく象徴となっています。
近くに建てられている掲示板によると、
「優しく三回撫てあげると思いがけない幸運に恵まれるかも」
とのことです。

その『牛石』のすぐ近くにあるのが『蛙石』です。
こちらの石は蛙が立ち上がった姿に見えることから、
『蛙石』と名付けられています。
じっくりと考え進む牛の「静」対して、
瞬発力のある蛙は物事を瞬時に捉え判断する「動」象徴となっています。
熟考すべきか、即決すべきか判断に迷ったとき、
『牛石』『蛙石』この二つの石に触れながら、
心静かに考えると良いといわれています。

こちらの石は『産霊石(むすびいし)』
ここにお参りして子宝に恵まれた信者が、
禊をした丹生川の底にあったものを奉納したもので、
女神の神皇産霊尊(かみむすびのみこと)と男神の高皇産霊尊(かみむすびのみこと)が、
合わさった形となっている石といわれています。
こちらを撫でると縁結びや子宝に恵まれるそうです。



拝殿の左奥にひっそりとあるのがこの御神木の欅(けやき)です。
樹齢は約500年、株回りは5mほどで樹高は約30mとなっています。
大昔から涸れたことのない丹生川上神社下社の御神水の恩恵を受け、
今もなお樹勢は衰えることなく四方に枝を伸ばし、
春に繁る緑の若葉は朝日に映えて神々しく、
秋の紅葉にはさながら錦絵のようで見る人の心を捕らえるのだそうです。
こちらの御神木に心静かにして幹に触れ、
なにか一つだけ願いをかけると、
思わぬ御利益があるかもしれないとのことです。

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▼丹生川上神社・下社▼ - 2014.01.19 Sun






二十二社・下八社(第二十一位)、式内社の名神大社の論社になってる神社です。
社名は丹生川上神社・上社に対するもので、
背後の丹生山にあった丹生社の鳥居が洪水によって流されてきたので、
それを拾って神体として祀ったのが創祀とも伝えられています。
また丹生山山頂に古代の祭祀遺跡と思われる多くの矩形の石群が在り、
この周辺に「御酒井・五色井・吹分井・御食井・祈願井・御手洗井・罔象女井・降臨井・鍛人井」
といった多くの井戸が湧出していたことから、水神信仰が古くからあったと思われます。





闇龗神は古くから雨を司る龍神として知られ、
この名には「谷間や山裏に座す龍」という意味があります。
古くには御祭神を高龗神としていましたが、
大正時代に丹生川上神社・中社が「式内大社 丹生川上神社」との説が認められたため、
祭神の変更があり現在の闇龗神となりました。
また祭神は「丹生大明神」で丹生都比売神のことであるとする説もあります。





社記によると、その起源は文明年間まで遡ると伝えられ、
「川上六家」と称される「橋本・乾・河(川)合・中井・向井・今西」の、
この6家が世襲神職として奉仕してきました。
現在は社職は離れましたが、その子孫の家の方々が神事係として、
例祭などの神事に関わっておられます。





御礼際(おんれいさい)で踊られる「太鼓踊り(太古踊り)」は雨乞い芸能として、
この神社にて祈止雨祈願がかなった人々が、
喜びのあまり神前に集まって踊ったことに起源を持つと伝える神事です。
平成13年には県の無形民俗文化財に指定されました。
また、この例祭の日には当日氏子の各戸から、
「人身御供(ひとみごく)」と称される朴の葉で包んだ鯖の姿鮨を、
神饌として供えるという珍しい風習が残っています。




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