▼春日大社-多賀神社▼ - 2014.05.14 Wed





春日大社の回廊内北西隅に位置し、
風宮神社の奥にある椿本神社の西隣りに鎮座しています。
1146年(久安2年)に滋賀の多賀大社より勧請された神社で、
生命を司る延命長寿の霊験高い神社として、広く崇敬を集めています。




鎌倉時代、東大寺中興の祖俊乗坊重源が80歳の時、
東大寺再建の成功を伊勢神宮に参拝して17日間祈ったところ、
天照大御神が示現し、
「祈願するなら天照大御神の父神を祀る近江の多賀大社へ参拝せよ」
と申されましたので、さっそく重源が多賀大社へ赴き、額づいて祈願すると、
神殿より一片の木の葉が舞い降り、その葉には虫食いで「莚」の字を表していました。
「莚」は「廿延(にじゅう のびる)」とも書き、
それは80歳より更に20歳も寿命が延びるという意味のご神託で、
彼は100歳まで生きて再建の大事業も成功した、という伝承があります。
その謂れから春日大社に、この多賀神社が御鎮座することとなりました。
また、この多賀神社の上に覆いかぶさるような藤棚があり、
藤の花咲く季節には「砂ずりの藤」に勝るとも劣らない、
見事な藤棚となるそうです。
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