京都の愛宕山に登ってみた・その4 『茶屋跡から三十丁目休息所』 - 2014.08.28 Thu

さぁ愛宕山登山はまだまだ序盤ε=(ノ・∀・)ノどんどん進みますよー
最初からいろいろ見所が多かったせいで、
あまり進んでいませんからねっ!(笑








十七丁目の火燧権現跡からしばらくはゆるやかな山道が続き、
丁目石や嵯峨消防団の看板を探しながらぼちぼち歩きます(´Д` )
昔は麓の登山口から一丁目ごとに茶屋兼薬屋が立ち並んでいたそうで、
いまでも丁目石の近くに不意に現れる空き地のような場所はその名残でしょうか?

二十四丁目の丁目石付近で、
根元が巾着のようになっている楠の木を発見っ!(-_☆)
撫でると金運アップですよっ……たぶん(笑




登山口から1キロほど登ってきました~
ずっと登りながらお地蔵さんを見ていて思ったのですが、
赤い前掛けがすごく綺麗なんですよね(*´▽`*)
きっと毎週か毎月か新しい前掛けをかけてくださる方がいるのでしょうね。
ありがたいことです。





そんなこんなでえっちらおっちら二十五丁目の休息所に到着ですヽ(´▽`)/
鳥居本の一の鳥居から数えればちょうど半分の位置ですね~
そしてここで今更ながら「愛宕神社表参道の丁石」の説明板が…
「愛宕神社までは、鳥居本の一の鳥居を基点として五十丁(約5.5km)と言われ、
表参道沿いには板碑型と地蔵型の二種類の丁石(町石)が建立されている。
(現存確認できているのは、五十基中板碑型が三十二基、地蔵型が四十基)
~中略~
現在表参道に建っている丁石が、前の資料に記されたものかはわからないが、しばし歩を休め、
丁石を見ながら登るのも一興かも。」京都愛宕研究会の説明文より
うん、知ってた(。-∀-)ずっと探しながら登ってましたし(笑

そしてこの休息所でしばし休憩しながら、
ふと、横を見るともうひとつ説明板がありました。
その説明板によりますとここは茶屋跡なのだそうで、
この愛宕神社参詣道の中間地点にあたる二十五丁目の休息所に場所には、
昔、茶屋兼宿屋の「なかや」という大きな茶屋があり、
店の女たちは、
「あたご山坂エー坂エー坂、二十五町目の茶屋の嬶、
嬶旦那さん、しんしんしんこでもたんと食べ、
坂をヤンレヤンレ、坂エー坂エー坂坂坂」
などと歌って参拝者を迎えたそうです。
「しんこ」というのは愛宕山名物の「志んこ」のことで、
米粉をねって蒸したものにきな粉と黒糖をまぶした和菓子です。
有名な門前菓子ですが現在ではもう作っているお店は、
京都市内でも一軒か二軒ほどになっているそうです。

二十五丁目の休息所を過ぎてからすこし行ったところで、
時代の流れを感じさせる木の根に飲み込まれつつある丁目石っぽいもの発見(笑




この辺りは歩きやすい道が続きズンズン進んでいけますεε (っ*´▽`)っ








木々が生い茂り、木漏れ日が気持ち良い道が続きます。
丁目石や看板もしっかり探しつつ登っています(`・ω・´)
いくつか見逃した気もしないではないですが…(笑

そんなかんじであっという間二十五丁目休息所から五丁(約545m)進んで、
三十丁目の休息所に到着でっすヾ(@^▽^@)ノ
ようやくこの愛宕山表参道も半分まで来たというかんじです。
標高にするとここで450mぐらいかな~?
愛宕山の標高は924mですから半分よりちょい下ですね。



ここでちょっと長めの三分休憩しつつ(*´Д`)おやつ食べて、
後半戦出発なのでありました。
そして、続く
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京都の愛宕山に登ってみた・その3 『火燧権現跡と一文字屋跡』 - 2014.08.26 Tue

のんびり愛宕山登山のご紹介は第三弾となりましがっ
愛宕残登山はまだまだ続きます(`・ω・´)ノ

前回の「嵯峨小学校 清滝分教場跡」からすこし登ったところには、
昔の石組みが登山道の両側に多く見かけられるようになってきます。
家屋の土台か鹿垣でしょうか?
昔の石段も残っていて良い感じですね(*´▽`*)





さて、そんな石段を登ると「火燧権現跡(ひうちごんげんあと)」が現れます。
清滝の登山道入口から約320mほど登った場所にあり、
昔はここに二間一間の朱塗の社があって清滝社火燧権現あるいは下権現社とも呼ばれ、
山頂の愛宕神社と同様に火産霊命(ほむすびのみこと)を祀っていたそうです。
祠に収められたり神木の洞の中にある石柱は真新しいもので、
それぞれ違った神様の名前が掘られていました。
石柱を麓から担いで持ってきて納めるという修行かなにかあるのかもしれませんね。
小祠の背後の木の焼け跡は落雷かしら?(゚o゚;





清滝社火燧権現は明治十六年に愛宕神社へ移されたようで、
愛宕神社の銅鳥居(あかかねのとりい)上の神門横に移ったと、
明治に愛宕神社が提出した「葛野郡神社調(かどのぐんじんじゃしらべ)」に記されているそうです。
現在は清滝社火燧権現の社があった場所に石碑のみが残っています。
言い伝えでは京都に火事が起こればここの社が鳴動したといわれていて、
そのことからこの火燧権現と名が付けられたそうです(o´ω`o)





十七丁目の火燧権現跡から先の道の、
約100m間は竹と杉が交互に植えられているような感じで、
竹林なのか杉林なのかよくわからない奇妙な風景になってます(´Д` )(笑
一見すると階段があって登りやすいように見えますが…
この辺りは実はなかなかの勾配で疲れます(;´д`)ふぅ
階段があるため自分の歩幅でペースが保てないのも体力が奪われる要因になりますね。




そんなかんじでぼちぼち十八丁目にさしかかろうとする頃に、
なにやら書かれた大きめの掲示板が現れます。

「壺割坂」っ!!怖いっΣ(・ω・ノ)ノなんとなく(笑
掲示板よると昔、宇治のお茶を山上に貯蔵して、
それを江戸幕府の将軍に献上していましたが、
ある時、そのお茶壺を割ってしまったことから、この坂の名がついたそうです。




たしかにうっかりすると躓いてしまいそうな、
そんな坂道がつづら折りに続いています(;゚∀゚)=3
「神社まであと三★五00です」というなにやらポップな看板もありますが、
あまりの進んでなさに絶望しか感じない(´・ω・`)(笑

そして「壺割坂」を登りきるとちょっとした広場があり、
その場所はかつての茶屋があったという「一文字屋跡」です。
ここ二十丁目は現在京都バスの清滝バス停にある茶屋の一文字屋さんが、
昔に営業されていた場所で、愛宕ケーブルが開通していた頃は山頂の愛宕駅で、
駅舎の二階で飲食業を営まれていたそうです。
現在の一文字屋さんは最初の愛宕山登山口に向かう記事で、
最初の方に写真の載っていた茶屋ですよ(o´ω`o)




ちょうど良いのでここで小休止をして~
また進みます(`・ω・´)そして続きます(笑
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京都の愛宕山に登ってみた・その2 『ケーブルカー跡と清滝分教場跡』 - 2014.08.24 Sun

さて、いよいよ愛宕山登山の開始です。
愛宕山山頂の愛宕神社へ行くルートは大きく分けて、
・清滝ルート
・月輪寺ルート
・水尾ルート
・首無地蔵ルート
・樒原ルート
・越畑ルート
という6つのルートがあります。
今回は一番整備されている「清滝ルート(表参道)」から登って行きます。
というわけでっ!
はーい、愛宕神社の清滝表参道コースヽ(´▽`)/はっじまるよー

そういえばこの登山道入口にある鳥居のことを、
ここにある案内板では一の鳥居と書かれていましたが、
愛宕神社の本当の一の鳥居は清滝トンネルの前にある、
鳥居本の平野屋の前にある大きな鳥居が本当の一の鳥居です( ̄ー ̄)
今までよく嵐山や嵯峨野には来ていたのですが、
いつもその愛宕神社の一の鳥居で折り返して帰っていましたの(´・ω・`)

ここからの登山道は、
この嵯峨消防分団が設置した案内板を目安にして登って行きます。

こちらの丁目石は愛宕神社本来の登山の目安となっているもので、
ここですでに十四丁目となっているのは愛宕神社の一の鳥居から数えているためです。

そして、サクサクッと進んでいきたいところですが…
いきなり登山道右手にケーブルカー跡発見(☆∀☆)
またここで足止めよっ(笑


このケーブルカー跡は第二次世界大戦前まで運営していた「愛宕山鉄道」のもので、
愛宕山の愛宕神社へ向かう参詣路線として建設され、
昔は、この登山道入口に「清滝駅」があって山頂に「愛宕駅」が終点としてありました。
山頂にはまだ愛宕駅の駅舎が廃墟として残っているようで、
廃墟好きの方々には有名な場所なのだそうです(o´ω`o)ほぅ

遠くに見えているトンネルは「清滝第一トンネル」で、
この愛宕山ケーブルカー跡にはトンネルが6つあるそうです。
このケーブルカー跡を登っていくという上級者用の登山ルートがあったそうですが、
三号トンネルの崩落やコンクリート橋の劣化により進入禁止となっています。





ケーブルカー跡があった場所からすこし進むと「お助け水」という水飲み場があります。
愛宕山登山道で水を補給できるのはここだけで、
あとは山頂の愛宕神社の社務所の自販機までありません。
だけど…
この場所はまだ序盤過ぎて水筒の水は全然減ってないんですよね(´Д` )(笑
でもこういう水の補給場所があるのは助かりますね♪




「お助け水」の水飲み場からしばらく進みますと、
きっちりとした石段と小さな祠とすこし開けた広場が現れます。





この開けた場所は「嵯峨小学校 清滝分教場跡」で、
明治15年から大正11年までここに嵯峨小学校清滝分教場があったそうなんですΣ(・ω・ノ)ノ
ここまで毎日勉強するために登ってくる小学生とか…
それはもう昔の子は足腰が強くなるわけです(笑

こんなかんじで消防団の案内板でまだ4/40しか進んでいませんが、
いろいろ寄り道道草をしながら愛宕山を登って行きます(`・ω・´)(笑
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京都の愛宕山に登ってみた・その1 『清滝登山口』 - 2014.08.22 Fri
ずっと行ってみたかった京都・愛宕山へ行ってきましたεεε (っ*´▽`)っ
近くまでは行ったりするのですが、
愛宕山登山となると、なかなか良い機会が無かったりと、
登る機会が無かったのですが今年やっと行けました(*´▽`*)

愛宕山登山は結構な山道になりますので、
朝からバッチリモリモリ朝食を食べて備えていきます(`・ω・´)
朝から湯豆腐とか(´Д` )ちょっと食べ過ぎかな?(笑

愛宕山登山口へのルートとしましては、
京都駅からですと京都バスで清滝のバス停へ向かうか、
近鉄またはJRに乗って嵐山駅で降りてバスかタクシーで向かうことになります。
行き先がよくわからなかったら、
タクシー乗り場の運転手さんに尋ねると良いかと思います♪
わたしも行き先がちょっと曖昧でしたので、
お客さんを待っているタクシーの運転手さんに、
「清滝と言う愛宕山に登れる所までお願いできますか?(´・ω・`)」
と尋ねたところ運転手さんが、
「四つのタイヤで行ける所ならどこでも連れて行ったるで」
と、なかなか景気の良いお答えで(笑
「ならば清滝のバス停までよろしくお願いします(`・ω・´)」
「よっしゃまかせとき」
こんな流れで清滝のバス停まで乗せて行ってもらいました(笑





そんなこんなで嵐山駅よりタクシーで、
大覚寺付近を通って嵯峨鳥居本を過ぎ、
清滝トンネルを越えると目的地の「清滝バス停」に到着です。
ここまでで嵐山駅からのタクシー料金は800円ほどだったと思います。
バスで来ればずっと安いですが、
タクシーの方が時間的にはかなり早くこれます。
時間短縮か料金かというかんじですね。
まぁ嵐山駅からここまで三キロほどですので、
気合入れて歩いて来れば交通料金は0円です(笑

清滝のバス停は複数系統のバス停る広場になっていて、
すぐ横にカキ氷やおでん、それと飲み物が買える茶屋があります。
その茶屋の背後、ずっと先に見える山が目的の愛宕山山頂ですっ!!
……たぶん(笑





さて、準備運動をして愛宕山の登山口に向かいます。
茶屋のすぐ先が二股の道になっていまして、
心情的に左の下り道へ行きそうになりますが、
右の道の方が登山入口には近いです(*´Д`)ちょっとだけ

しばらく清滝川に沿って進みますと、
清滝川に架かる「金鈴橋」です。
ここを渡るといよいよ愛宕神社の参道でもある愛宕山です。

清滝川すごく澄んでいて透明で綺麗です(o´ω`o)
この川が先で保津川と合流して、
嵐山へと流れ込み桂川となって渡月橋の下を流れる川になります。
ちなみにこの川の上流に見える山は高雄山です。




そして愛宕神社の表参道、愛宕山登山道入口へとやってきました。
ここより愛宕神社のある頂上まで約5キロ、
時間にしてだいたい2時間30分ぐらいの登山になります。
よく整備された道ですので登りやすいですが、
登山の準備はしっかりとして登りましょう(`・ω・´)

いよいよ愛宕山に入って行きますっ!
愛宕山は標高・924メートルの初心者にはなかなか手応えのある山です。
気合入れて頑張って参りましょう(`・ω・´)ノ

と、気合を入れた矢先に、
登山入口すぐ近くのお宅の玄関先にもっさもさで白くて大きな鶏を見つけて、
写真撮ったりしていきなりタイムロスです(´Д` )すみません(笑
そんなかんじで愛宕山登山は続きますヽ(´▽`)/
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