▼日吉大社-東本宮-竈殿社と多羅葉▼ - 2014.10.23 Thu
日吉大社の東本宮末社・竈殿社です。
御祭神は奥津彦神・奥津姫神の二柱。
旧称は二宮竈殿社で山王二十一社のうち下七社の一社となっています。
御祭神は大年神と天知迦流水姫の御子神で、
かまどや食事、調理を守護し、
東本宮の御祭神である大山咋神の御饌を司っています。
神道での竈神は奥津彦神・奥津姫神・迦具土神の三神を合わせて「竈三神」と呼びますが、
日吉大社のある近畿地方では神仏習合の名残か「三宝荒神」または「荒神さん」と呼ばれることが多いようです。
東本宮の『多羅葉(たらよう)』です。
この木は「はがきの木」または「郵便局の木」と呼ばれる木で、
多羅葉の葉の裏面に傷をつける様に文字を書くとそこが黒く変色し、
長期にわたって残るため、昔はこの葉で情報のやりとりをしたそうで、
このことから「はかぎ(葉書)」の語源となった木だといわれています。
また、この木の葉を火で炙ると様々な文様が浮き出てくるため、
寺社などではそれを用いて吉凶を占いました。
そのため古い寺社の境内には多羅葉の木をよく見かけます。
○いつもポチッと投票ありがとうございます(o´ω`o)励みになります♪○
スポンサーサイト