▼飛行神社▼ - 2014.12.09 Tue






日本で最初に飛行原理を研究した二宮忠八が創建し、
古代ギリシャの神殿を模した拝殿や、
航空機に使われることの多いジュラルミンでできた鳥居など、
ずいぶん近代的な雰囲気の神社となっています。









中でも目を引くのが神社前にある大きなガラスケースで、
この中にあるジェットエンジンは本物のエンジンなのだそうで、
実際にF104というジェット戦闘機に使われていたものです。
他にも鳥居横には昭和58年10月下旬大阪湾において、
漁師が底引き網操業中の魚網に機首部が掛かり、
岸和田漁港に引き上げられた零式艦上戦闘機のエンジンも置かれています。





右の社には航空殉難者の霊・航空業功績者
左の社には薬祖神・金毘羅・白龍神が奉られています。
饒速日命は神話において天磐船にのって地上に降臨したとされることから、
飛行神社の祭神に選ばれ大阪府交野市の磐船神社より勧請されました。
この飛行神社は特定の条件にあう死者を神社にあわせて祀るという「招魂社」という神社形態で、
日本で最初に飛行原理を研究した二宮忠八が、
航空事故が多発するようになったことに心を痛め、
事故犠牲者の慰霊が飛行機開発に携わった者としての責任だと感じ、
私財を投じて犠牲者の霊を祀る神社を1915年(大正4年)に創建されました。






右の社殿には航空業界に業績を残したものと世界中の全ての航空事故の犠牲者の霊を祀り、
左の社殿の薬祖神は二宮忠八が製薬会社に勤めていたことから、
金毘羅は讃岐の金刀比羅宮(船の神)を信仰していたことにより奉られています。





飛行神社の資料館は平成元年の建て替えとともに作られ、
創建者の二宮忠八の自筆の資料や写真、
様々な企業、団体、個人から寄贈された品々も展示されています。
また「飛行機おみくじ」という変わったおみくじがあり、
このおみくじでは引いたおみくじを飛行機の形に折り、
それを鳥居の輪に飛ばし投げてくぐらせるという面白いものとなっています。





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