▼宇治神社(京都)-ウサギのいる木▼ - 2015.01.23 Fri

宇治神社の本殿の向かって右側、
境内の奥の方に大小様々な木々に囲まれた場所があります。

中央には、ぽっかりと空間が空いており、
少し近づいてみますと白い丸みをおびた物体が……
これは……


この場所には宇治神社に伝わる伝説の「みかえり兎」に出てきます、
神様のお使いといわれるウサギの像が鎮座しています。
宇治神社の伝説では御祭神である菟道稚郎子命が河内国よりこちらに向かわれる途中、
この地への道に迷われたその時に一羽のウサギが現れ、
先導しながら後からついて来られる菟道稚郎子命を振り返り振り返り先導いたしました。
その古伝によりこのウサギは「みかえり兎」と言われ、
道徳に叶った正しい人生の道を歩むよう教え諭す神の使いとされています。
「正しい道へ導くうさぎの物語」のこのウサギの像にお祈りいたしますれば、
そうあるべき道というものに導いてくれるかもしれませんね。
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▼宇治神社(京都)▼ - 2015.01.21 Wed






『延喜式神名帳』に記載のある式内社で、
延喜式神名帳では「山城国宇治郡 宇治神社二座 鍬靫」と記され、
すぐ近くにある宇治上神社とは対をなす二社一体の神社でしたが、
明治に入って宇治上神社とは分離し、それぞれ旧社格で府社に列しました。










一の鳥居すぐ横にある木は「兎楽の樹」とよばれ、
御祭神をこの地に先導した兎達が、
今も楽しく集い戯れるようにと植えられた楠です。
また手水舎は「桐原水」とも呼ばれる名水が湧き出ており、
手水舎の兎の像から出るこの水は「宇治七名水」のうち一つとなっています。
なお宇治七名水の残りの6つは残念ながら失われてしまい、
この「桐原水」が唯一残る名水となっています。







第15代応神天皇の皇子で、
古事記では「宇遅之和紀郎子」、日本書紀では「菟道稚郎子」と記され、
歴史上では菟道稚郎子命は皇位を早く定めて天下の煩いを除くため、
異母兄の大鷦鷯尊(仁徳天皇)に皇位を譲るために自害したという美談で知られています。
宇治神社の創建年代などの起源は明らかではありませんが、
昔、この辺りには応神天皇の離宮である桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)があり、
皇子の菟道稚郎子命の宮居もこの地にあったと伝えられており、
そのことから菟道稚郎子命の死後、御霊をお祀りしたのが始まりと言われています。






本殿は鎌倉時代初期の建設で三間社流れ造り桧皮葺きの社殿、
そこに安置される神像は彩色木像「菟道稚郎子命坐像」で、
衣冠、笏を持つ等身大の坐像俗体像です。
また当社の木造狛犬は鎌倉時代前期の阿形、吽形の一対で、
それぞれ別の作者により作られた二体は現存する木造狛犬最古といわれています。




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