熊野古道を歩く 『馬越峠08(終)・尾鷲神社から尾鷲駅へ』 - 2018.04.18 Wed

ではー尾鷲神社から尾鷲駅まで歩いていきます(o´ω`o)ノ
馬越峠道もいよいよ最後の行程でっす。




尾鷲神社から熊野街道へ戻り、
中井町通りの歩き始めにある北川に架かる橋「北川橋」は、
江戸時代には南たもとに高札場がある板橋で、
廻船の船着場にも近く、この一帯は熊野古道の交通の要所でした。
北川橋の四隅の親柱の上には町民や旅人に親しまれてきた灯籠がありましたが、
長い年月と津波などの被害で昭和初期に橋と共に消失してしまったそうです。

北川橋を渡って中井町通りを歩きはじめてすぐ左手にある「銭湯・松の湯」跡の建物です。

昭和の頃のような懐かしい感じのする趣のある銭湯です。
玄関のタイル画が洒落てますね(゚▽゚*)♪
2011年2月まで営業されていたそうです。
この中井町通りはかつての熊野街道でもあったことから古い建物がいくつか残っていて、
ここの他にも旅籠大和屋跡や旅籠新宮屋跡などの建物が残されています☆

尾鷲駅までもうすこし、
中井町通りにある観光案内センターの脇道を入って、
尾鷲商店街の中を歩いていきますεε (っ*´▽`)っ

昭和の映画に出てきそうな商店街道りですねぇ(人*´∀`*)いいかんじ
ここをまっすぐ歩いていくと尾鷲駅です。


尾鷲市は港町でもありますからお寿司屋さんや割烹料理のお店など、
美味しそうなお店がこの通りにはたくさんありました。
ここを歩いていき時は時間的に準備中のお店がほとんどでしたが(ノ∀`)(笑
この通りの一本右にも道がありまして、そちらは居酒屋通りになっていました。

港町なので猫ちゃんも多いです(*゚∀゚)=3
めっちゃ睨まれてます~(笑
ちなみに猫ちゃんたちの写真を撮ろうとしてうろうろしていましたら、
特急電車に乗り遅れて駅で次の電車まで1時間ぐらい待つことになりました(笑

商店街を抜けると正面に尾鷲駅が見えてきます。



はいっそんなかんじで熊野古道・馬越峠道のゴール地点、尾鷲駅に到着~ヽ(´□`。)ノ・゚
今回の熊野古道・馬越峠道は相賀駅を出発してここまでいろいろ寄り道して5時間ほど、
天狗倉山の山頂の往復で1時間、相賀神社と尾鷲神社で30分ほどの滞在でしたので、
相賀駅ら馬越峠を経由して尾鷲駅まで歩くだけならだいたい3時間30分ほどの行程になります。
今回の馬越峠は名所もたくさんある道でしたが、
なによりずっと続く石畳の道が美しく感動的な熊野古道でした。
熊野古道の中でも人気の1、2を争う峠というの納得です☆
寄り道で行った天狗倉山の山頂からの眺めも素晴らしかったです(o´ω`o)
熊野古道に中でどれか一つに絞って行かれるのでしたらこの馬越峠道がオススメです♪
というわけで長く続いた熊野古道・馬越峠道シリーズはこれにて完結っ!!
長らくのお付き合いありがとうございました(*'▽'*)/☆

さて、次は熊野古道の最大の難所『八鬼山越え』です(`・ω・´)ご期待くださいっ!
いつものように気が向いたら行く感じなのでいつになるかはわかりませんが(笑
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熊野古道を歩く 『馬越峠07・馬越公園から尾鷲神社へ』 - 2018.04.09 Mon
それでは~馬越峠からJR尾鷲駅までいろいろ寄り道しつつ歩いていきます(o´ω`o)

まずは馬越公園のご紹介(*´Д`)
馬越峠尾鷲側に位置するこの公園は、
尾鷲の町が一望でき春には桜の花見なども楽しめ、
周辺観光地のパンフレットの置かれた案内所などがあります。

道から少し上がったところにある東屋には上水道が設置されています。





公園内にある役行者をお祀りする「行者堂」です。
この行者堂は江戸時代からあり、
お堂裏にある修行場の滝と合わせて「馬越の不動さん」と呼ばれて親しまれています。

お堂左手の小道を歩いていきますと馬越の滝があります。

この石鳥居から入ってせせらぎの音を聴きながら川沿いを歩いていきますと、
小さなお堂と滝が目の前に現れます。

馬越峠から流れてくる滝のそばには、
役行者やお不動さんを祀る祠や鳥居、
水汲み場などがあります。


ここでは紀州藩の記録によりますと寛政6年(1794年)の旱魃の際に、
熊野三山で祈祷を受けた尾鷲組という行者の一団が雨乞いを行なったと記されています。
現在もその子孫や信者たちにより手入れされ守られており、
明るく清潔な感じのする場所となっています(人*´∀`*)

馬越公園の公園駐車場です。
馬越峠近くにあるおトイレはここと道の駅「海山」だけです。

尾鷲市市街へは舗装された道をまっすぐ下っていきます(*゚∀゚)=3

ちょっと休憩をしていこうと思っていた喫茶店はお休みでした(´・ω・`)ざんねん
山桃のジュースとかちょっとした食事があるようです。





熊野古道「北川橋」へとただまっすぐにズンズン歩いていきます₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
途中、見晴らしの良い場所もあり尾鷲市とそれを囲む山々の景色が良い感じです♪

路地を抜け大きな車道へ出ますと川が流れており、
熊野古道「北川橋」の史跡に到着です。

ここから後ろを振り返ってみますと、
頂上まで登った天狗倉山が良く見えます☆
山頂のちょっとだけ白く見えるところが例の山頂を示す巨岩です(-_☆)
ちなみに馬越峠道の茶屋跡のあった場所は、
山頂からずーーーっと左に下がっていったところの、
手前の木に隠れそうになっている平らになった部分です(笑

この川沿いに目立つ大楠の木がある場所が尾鷲神社でっす。
というわけで次回は尾鷲神社のご紹介です(*'▽'*)/☆
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まずは馬越公園のご紹介(*´Д`)
馬越峠尾鷲側に位置するこの公園は、
尾鷲の町が一望でき春には桜の花見なども楽しめ、
周辺観光地のパンフレットの置かれた案内所などがあります。

道から少し上がったところにある東屋には上水道が設置されています。





公園内にある役行者をお祀りする「行者堂」です。
この行者堂は江戸時代からあり、
お堂裏にある修行場の滝と合わせて「馬越の不動さん」と呼ばれて親しまれています。

お堂左手の小道を歩いていきますと馬越の滝があります。

この石鳥居から入ってせせらぎの音を聴きながら川沿いを歩いていきますと、
小さなお堂と滝が目の前に現れます。

馬越峠から流れてくる滝のそばには、
役行者やお不動さんを祀る祠や鳥居、
水汲み場などがあります。


ここでは紀州藩の記録によりますと寛政6年(1794年)の旱魃の際に、
熊野三山で祈祷を受けた尾鷲組という行者の一団が雨乞いを行なったと記されています。
現在もその子孫や信者たちにより手入れされ守られており、
明るく清潔な感じのする場所となっています(人*´∀`*)

馬越公園の公園駐車場です。
馬越峠近くにあるおトイレはここと道の駅「海山」だけです。

尾鷲市市街へは舗装された道をまっすぐ下っていきます(*゚∀゚)=3

ちょっと休憩をしていこうと思っていた喫茶店はお休みでした(´・ω・`)ざんねん
山桃のジュースとかちょっとした食事があるようです。





熊野古道「北川橋」へとただまっすぐにズンズン歩いていきます₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
途中、見晴らしの良い場所もあり尾鷲市とそれを囲む山々の景色が良い感じです♪

路地を抜け大きな車道へ出ますと川が流れており、
熊野古道「北川橋」の史跡に到着です。

ここから後ろを振り返ってみますと、
頂上まで登った天狗倉山が良く見えます☆
山頂のちょっとだけ白く見えるところが例の山頂を示す巨岩です(-_☆)
ちなみに馬越峠道の茶屋跡のあった場所は、
山頂からずーーーっと左に下がっていったところの、
手前の木に隠れそうになっている平らになった部分です(笑

この川沿いに目立つ大楠の木がある場所が尾鷲神社でっす。
というわけで次回は尾鷲神社のご紹介です(*'▽'*)/☆
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熊野古道を歩く 『馬越峠06・桜地蔵から馬越公園(終点)まで』 - 2018.04.04 Wed




馬越峠道の尾鷲市側、チェックポイント18にある「桜地蔵」です。
レンガ造りの御堂の地蔵尊は旅人の安全を願って奉納されたと伝えられ、
かつてここが桜の名所だったことから「桜地蔵」と称し、
また御堂を改築された畦地安兵衛氏にちなみ「安兵衛地蔵」とも、
地蔵前の小川で旅人が喉を潤したことから「水飲み地蔵」とも呼ばれています。
古くには多くの桜があったそうですが、
現在は植林され桜の名所だった面影はほとんど無く、
「桜地蔵」という名のみに当時の雰囲気を残すのみです。

ここまで来れば終点である馬越公園まであと少しです(*゚∀゚)=3

この付近の石畳は保存状態が良く、特に往時の様子をしっかりと留め、
山水を谷側に逃がす排水機構の「洗い流し」など工法の跡が見られ、
昭和59年に尾鷲市有形文化財に指定されています。





チェックポイント19付近にはちょっとした展望台があり、
ちょっとだけ尾鷲市の町並みが見えました(笑




チェックポイント20の分岐から右手の道に行きますと東屋があり、
桜や梅などの植えられているすこし拓けた場所になっていました。




チェックポイント21
ここはもう終点である馬越公園の中です(o´ω`o)
公園から出たところに行者堂というのがあります。

さて、馬越峠道の最後のチェックポイント22が見えてきました。
楽しかった馬越峠道も終わってしまいますわ(´・ω・`)

そして、チェックポイント22ε=(ノ・∀・)ノゴールでっす♪

道の先に見えているのは観光案内所のようなかんじの、
尾鷲市周辺のパンフレットなどが置かれている小屋で、
右手に屋根だけ少しみえているのが行者堂です。

振り返って馬越峠道の入り口を見るとこんな風で、
尾鷲市側からの入り口の見た目は登っていくのに躊躇してしまいそうな感じです(笑

というわけで馬越峠道自体はこれにて完了(*´Д`)
ですが、このシリーズはここから尾鷲駅までの道程と名所案内とちょっとだけ続きます☆
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熊野古道を歩く 『馬越峠05・馬越峠の茶屋跡から桜地蔵まで』 - 2018.03.25 Sun


と、その前に茶屋跡にあるもう一つの見所「桃乙句碑」のご紹介(笑
この句碑は寛永7年(1854年)寅春、可涼園社中(尾鷲地方の弟子達)が、
俳諧師・可涼園桃乙を偲んで建立したもので、
「夜は花の上に音あり山の水」という桃乙の句を陰刻してあります。
可涼園桃乙は近江国(滋賀県)の俳人で、嘉永5年に熊野巡遊の旅に出て、
尾鷲地方に約1年滞在して地元の人達に発句(俳句)を指導し、
翌6年の秋に新宮へ旅の途中、馬越峠で次の句を残しています。
「馬越坂にて くつはむし道に這いでよ馬古世坂」


さて、では茶屋跡から尾鷲市へと馬越峠道を下っていきます。
ここからは天狗倉山や便石山へとも繋がる分岐点となっていまして、
複数の道が交差していますが尾鷲市へ降りていく道は、
「桜地蔵」と書いてある方面へ歩いていきます。

左の木の根の道が天狗倉山山頂へと向かう道で、
右の下っていく石畳の道が馬越峠道です。

下りの道は序盤は狭くやや急ですが、
すぐに広くなり歩きやすい石畳の道になります(´ー`)

馬越峠の尾鷲市側は山の面が太陽の良く当たる方向となっていますので、
道に陽光が差し込み明るく穏やかな感じのする道です♪




とくに角度が急になる場所も無く石畳の道をサクサクッと歩いて行けますので、
あっという間にチェックポイント14を通過~(*´ヮ`)ノ





そしてチャチャッとチェックポイント15も16も通過~(笑
こちら側の馬越峠道には所々にベンチが設置してありましたので、
逆から茶屋跡へ登る場合には休み休み登っていけて楽そうですね☆




まだまだ石畳の道は続いていきます₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
馬越峠は美しい石畳で有名とは聞いていましたが、
登り口からここまでほぼ完全に石畳が続いているのも凄いと思いました。
と考えているうちにチェックポイント17を通過~


チェックポイント17を過ぎた辺りから小川の流れるせせらぎの音が聞こえてくるようになり、
しばらく進みますと表示板が見え道が小川と合流しまして、
チェックポイント18に到着です(*´∀`)v
ここには「桜地蔵」という馬越峠道の名所のひとつがあります。
というわけで「桜地蔵」のお話は次回にて(ノ∀`*)

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馬越峠の茶屋跡で「さんまたつた丼」 - 2018.03.20 Tue

馬越峠の茶屋跡にはいくつかベンチもあり、
休憩して食事を摂るのに良い場所ですので、
ここでお昼御飯にしましたヽ(´□`。)ノ・゚

さて、今回熊野古道でいただくお昼御飯はこちら~

『さんまたつた丼』でっす(゚▽゚*)デデンツ♪

実は馬越峠に登る前に寄っていた道の駅・海山のレストランで、
一番目立っていたメニューの「さんまたつた丼が」テイクアウト可能になっていましたので、
買って鞄の中に密かに潜ませておいたのです(-_☆)(笑

さんまのたつた揚げには甘辛い鰻のタレのような味が染み込ませてあり、
御飯の上にはカイワレ大根とたぶん大根おろしがのせてあります。
そして御飯がギッシリです(笑
道の駅のレストランで出来上がるのを待っている間、
お店の方と「今から馬越峠に登ります」という話をしていたので、
中身が寄ってしまわないようにと御飯をギッシリと詰め込んでくださったのかも☆
おかげで綺麗な形でここまで持って来れましたわ(o´ω`o)ありがとうございます♪

甘辛いタレの味の染み込んだサンマの竜田揚げに香ばしい白ゴマ、
そこに大根のさっぱりさと白い御飯がよくあって美味しかったです(*´艸`*)
御飯が多かったのでここでは食べきれませんでしたが、
馬越峠を下りた後の公園で残りをいただき完食いたしました(*´Д`)
道の駅・海山には馬越峠が近い為か、
レストランにもテイクアウト出来るメニューが沢山ありましたので、
お弁当を買って馬越峠の茶屋跡でいただくというのもオススメです☆

茶屋跡は木々の囲まれていますので見える景色はちょっとだけです(笑
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