熊野古道を歩く 『三浦峠道(熊ケ谷道)5・三浦側登り口から三野瀬駅へ』 - 2016.05.29 Sun

熊野古道伊勢路・三浦峠道(熊ケ谷道)を歩き終え、
終点でスタンプもゲットしましたのでここから最寄り駅のJR三野瀬駅へと向かいます(o´ω`o)ノ
今回歩きました熊野古道の行程は、
最初の道瀬集落側登り口から三浦峠頂上の切通しまで距離0.5kmで約10分ほど、
そこからこの終点である三浦の集落側登り口まで1.3kmの約30分ほどの行程でした。

この三浦峠のスタンプ台がある登り口から三野瀬駅までは約0.75km、
しばらくは森林の中の林道を歩いて行きます。
この辺りの道には車の轍が見えますから、
車でここまで来てスタンプだけ集めて行くっていうもの出来そうですね(-_☆)
その気になれば車で巡って一日で熊野古道のスタンプ全部集められる……かも?

木々が開けた場所まで来ましたので今日の峠を振り返ってみました。
ちょっと凹んでいるところが峠の切通しかしら(*´Д`)どうかしら?




林道の終わりからは舗装された道路になり、
三浦の集落の中に入っていきます。
舗装された道路を行きますとすぐに大額株式会社さんの三重物流センターの裏手になり、
そこから墓地の横を歩いて行きますと朝に駅から国道42号線まで歩いた旧国道と合流します。

ここが旧国道と三浦峠へ続く道の合流点ですヾ(@^▽^@)ノ
この道を真っ直ぐ150mほど行き丁字路を左手に曲がりますと三野瀬駅があります。
「竜王碑」という非常に惹きつけられる文字が見えますが、
この日は先を急いでいましたので泣く泣く通りすぎました(ノД`)(笑
ちょっと竜王碑について調べてみた感じですと、
先ほどの墓地の奥に江戸時代に作られた「新宅田の池」というのがありまして、
その奥に雨乞いのための竜王碑というのがあるようです。

そんなこんなで朝に電車から降りた三野瀬駅へと無事帰ってきました(人*´∀`*)
これにて熊野古道伊勢路・三浦峠道(熊ケ谷道)の全行程終了でっす♪
三浦峠は特に難所も無く短めで歩きやすい熊野古道でしたが、
かつては二つの集落を繋ぐ唯一の生活道路だったという当時の雰囲気も古道の様子から感じられ、
伊勢から熊野へと続く長い熊野古道の成立の過程が想像できるような古道でした☆

さて、駅から古道を歩いて駅に着き終わるのがいつもの行程でしたが、
ここから次の熊野古道『始神峠』の登り口が1.2kmと近く時間もまだありましたので、
この日はこのまま次の熊野古道『始神峠』へも行ってきたのです(*゚∀゚)=3
ですけれど、今回の『三浦峠道(熊ケ谷道)5』で一区切りとしまして、
『始神峠』はまた後の講釈にて♪((o´ω`o)ノ御清聴ありがとうございました~
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熊野古道を歩く 『三浦峠道(熊ケ谷道)4・終点・三浦側登り口まで』 - 2016.05.26 Thu

それでは~三浦峠道(熊ケ谷道の最終行程、
チェックポイント12から終点の三浦の集落側登山口まで歩きます(o´ω`o)ノ

熊野古道を歩いていますと偶にこういった石積みを見かけることがありまして、
そう言った場所には石畳や変わった岩があったり、
古道の見所を示しているような感じになっています。
そして、ここ三浦峠道の場合は……


石積みの堰のようなものがあるようですが、
土砂でちょっと埋まってしまっています(´・ω・`)
この熊野古道を歩いた日のすこし前にかなりの大雨がありましたので、
その時に小規模な土石流でもあってこのようになったのかな?

堰から下方を眺めるとこんな感じになっていました。
本来は小川のせせらぎとなっているのだと思いますが、
このように土石流で埋まってしまっています。




ところで…チェックポイント12を探したのですが見つかりませんの(ノ∀`)
戻ってよく探して見たりもしたのですが、もしかして土石流で埋もれちゃっていたのかな?
まぁ見つからないものは仕方ありませんので、
ちゃちゃっと先に進みますε=(ノ・∀・)ノそして13・14クリアー!




そしてそしてチェックポイント16と17クリア―ヽ(´ー`)ノ
って…あれ? 15が無い…
これはうっかりミスで撮り忘れていました(ノ∀`)(笑

そんなかんじで、いよいよゴールの橋とスタンプ台が見えて参りました♪





この「熊ヶ谷橋」を渡りますと終点の三浦集落側の登山口です☆
ちなみのこの三浦峠の象徴とも言える橋は昭和19(1944)年に流失し、
その後なかなか再建されることが無かったのですが、
熊野古道の世界遺産登録を受け、
2005年に両杖式支柱を使う日本古来の橋梁工法で復元されました。
そして、橋を渡るとそこにチェックポイント18がありゴールですヾ(@^▽^@)ノやったー

さて、お楽しみの熊野古道スタンプのお時間です♪
扉を開けますと左上の方に大きめの蜘蛛が居ました。
(*´Д`)このスタンプ台の守り神かなにかでしょう(笑

バァーーンと二つ目のスタンプゲットです(*゚∀゚)=3
スタンプの絵柄にはその峠の特徴を意匠として凝らしてありまして、
新しい熊野古道でスタンプを押すのが結構楽しみです♪
ちゃんと上下を確認して推したのにちょっと斜めになってしまう不思議(笑

でわでわ~スタンプも無事押すことができましたし、
熊野古道の登山口より最寄りの駅へと向かいまっす☆
といったところで、ちょっと長くなりましたので、
ここから駅までの道は次にまとめます(人*´∀`*)
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熊野古道を歩く 『三浦峠道(熊ケ谷道)3・切通しから石畳まで』 - 2016.05.22 Sun




でわでわー熊野古道・伊勢路の三浦峠道の折り返し地点である切通しを越え、
江戸時代の地誌『西国名所図会』に、
「三浦峠、坂道急なり。 峠を下りて三浦の里に至る。 長島より三浦まで行程二里ばかり」
とあるように、ここからは三浦の集落へと下っていく緩やかな坂道を歩いて行きます(o´ω`o)ノ

このチェックポイント5から6までの間の枯葉の敷き詰められた道の端に、
なにやら掘り返したような跡が……
たぶんイノシシがエサを探してフガフガしたあとっぽいです(*´Д`)(笑





そんなチェックポイント6のところには二又の分かれ道があり、
ここは右手の道へと真っ直ぐ進みます。
ここには標識がありますのでそれを参考にヾ(@^▽^@)ノ
正解の道には必ずチェックポイントが100m以内にありますので、
間違えたと思ったら来た道を戻りましょう。


そしてズンズンと道を歩いて行きますと、
チェックポイント8辺りに結構大きめの落石っぽい岩が道にっΣ(・ω・ノ)ノ
実は、遠くから見た時は道の真ん中に動物が居るのかと思いました(笑

左手を見ますとこんな風に小規模の土砂崩れっぽい様子で、
さっきの岩も一緒に流れてきて道の真ん中に転がってきた感じですね。
熊野古道のある紀伊半島の南端あたりは国内でも有数の雨の多い地域ですから、
このような小規模の土砂崩れは山道ですと多そうですね~




木漏れ日の差し込む杉とシダの道を歩いて良い気分(゚▽゚*)♪
そんなわけでチェックポイント8から10の道をススーイと通過~
ほんと豊浦側の登り道と比べますと平地と変わらないぐらい歩きやすい道です☆

三浦峠道(熊ケ谷道)の下り部分は切通しから終点まで約1.3kmありますが、
その道の中間地点ぐらいに差し掛かってきますと、
熊野古道っぽい道を補強する石畳や石垣が見えてきます。

場所的にはチェックポイント11辺りでっす。

道が崩れぬように補強する石垣。
たしか…「野面乱積み」でしたでしょうか?(ノ∀`)そんなかんじの名前です(笑

こちらはうっすらと石畳の残る道。
ツヅラト峠道や馬越峠の石畳とくらべますと短く質素な感じですが、
これはこれで良いものです(人*´∀`*)
次回は三浦峠道(熊ヶ谷道)の終点・三野瀬側登り口までまいります(´ε` )♪
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熊野古道を歩く 『三浦峠道(熊ケ谷道)2・登山口から切通しまで』 - 2016.05.19 Thu

それではー熊野古道伊勢路・三浦峠道(熊ケ谷道)の峠道へと入って行きます((o´ω`o)ノ
豊浦神社で旅の安全祈願もしましたし安心安心♪




峠道の入り口から見ますと樹木が生い茂り鬱蒼とした山道なのかと思われますが、
最初の曲がり角を曲がりますと、
古道の部分はこのように整備された道になっていて歩きやすいです。
三浦峠のルートは左の階段を登り進んでいきます☆

三浦峠道(熊ケ谷道)は道瀬の集落と三浦の集落を繋ぐ標高113mの峠道で、
全長1.8km程と短く山道に歩きなれた方ですと30分もかからないコースです。
熊野古道で世界遺産に登録された部分は特によく整備がされていまして、
木々の間にも光が差し込み明るく、
道も非常に歩きやすくて初心者にもやさしいコースだと思います(´ー`)

やさしいコースと言いましたが…
峠の頂上までの最初の0.5kmはやや急勾配なのでちょっと息が上がります(*´Д`)(笑

そしていつもの熊野古道チェックポイント(`・ω・´)
今回もこれを目印に歩いて行きますよっ!

最初はこんなかんじの九十九折れの坂道を登って行きます。
右が来た道・左が行く道(*゚∀゚)=3山道っぽくてすごく良い♪





リズムよくさくさくっと歩いてチェックポイントも2から4まで一気に通過ーε=(ノ・∀・)ノ
所々に頂上までの距離が細かく表示されていまして、
あとどれぐらいなのか計算出来ていいですね~

山道も4番目のチェックポイントを過ぎますとなだらかになります。

そして三浦峠道(熊ケ谷道)の頂上・切通しに到着~ヾ(@^▽^@)ノ
ここまでだいたい10分ぐらいで着きました。
もともとが集落を繋ぐ道でしたから楽な道ですね~
ちなみにここからの展望は望めません(ノ∀`)ざんねん

頂上の切通しでチェックポイント5でっすヽ(*´ヮ`)ノ
ここでちょっと息を整えまして~峠を下って行きます。

というわけで続きまっす(o´ω`o)ノ
次はちょっと熊野古道っぽい何かしらが出てくる…かも(笑
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熊野古道を歩く 『三浦峠道(熊ケ谷道)1・JR三野瀬駅から登り口まで』 - 2016.05.12 Thu

前回のヅヅラト峠の次の峠、
熊野古道・伊勢路の熊野古道・三浦峠道(熊ケ谷道)へと向かいます(o´ω`o)ノ
出発地点は、
三浦峠道(熊ケ谷道)と始神峠の中間点にあるJRの三野瀬駅からで、
三浦峠の登山口へはちょっと紀伊長島の方向へ戻ることになります。

三野瀬駅…どこからどう見ても無人駅です(笑
電話ボックスもあって昭和な雰囲気(*゚∀゚)=3いいね


駅前の道を丁字路へ歩いて行きますと、
「左・始神峠道1.2km 右・三浦峠道0.7km」と書かれている立て看板がありますので、
ここを右へ道沿いに集落の中を歩いて行きます。


右見て左見て右見て車に注意して道を渡り、
道の反対側にある歩道を左へ歩いて行きます。


歩道を国道12号線沿いに紀伊長島方向へ歩きますとすぐトンネルが見えてきます。
車用の道瀬トンネルのすぐ横にあるトンネルで
一部が赤レンガで造られていたりと、
なんだかジブリ映画に出てきそうな歩行者用のトンネルです(*´Д`)
中に猿とか猪とか居ると怖いので様子見てから突入します(笑

トンネルの中は明るく道も乾いていて綺麗なトンネルでした☆



トンネルから出てすこし歩きますと三重交通バスの「地蔵前」というバス停がありますので、
このすぐ先の丁字路を右へ曲がり道瀬跨線橋を渡ります。

道瀬跨線橋の上からの眺めは素晴らしい海辺の景色が広がっています(人*´∀`*)
このJR紀勢本線は「鉄道の旅100選」にも選ばれている路線なのだそうで、
たしかに、ここで電車が通るのを待って写真を撮れば良いのが撮れそうですね♪



道瀬跨線橋を渡ってすぐ右手に熊野古道を示す表示板が見えてきます。
新宮まであと86km…もうすぐ着いちゃいますねっ!
(ノ∀`)

ここからが世界遺産に登録された熊野古道区間、
三浦峠道(熊ケ谷道)が始まります♪
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