▼官舎神社▼ - 2011.02.26 Sat





御祭神は建御雷之男神・經津主神・天兒屋根命・姫神
JR参宮線宮川駅のすぐ南にある公園に東から入ると、公園が参道となっています。
平安時代以降、伊勢大神宮の御厨(庁院)・斎内親王の離宮・勅使などの駅使院等があった地域だそうです。





離宮院が伊勢からこの地に遷し造営されたとき、神宮祭主・大中臣朝臣諸魚らが大仏山東麓に古くから祀っていた中臣神社(春日社)を離宮院の境内に奉遷し、式内官舎神社と改称しました。
15世紀後半、齋王制度は廃絶し離宮院廃絶に伴いこの社も廃れ、中世末から近世にかけては社殿もないまま離宮の神として奉られていました。
徳川中期、大宮司精長がこの石積みをわが氏神の旧跡と知って小社殿を復旧、明治の初めまで10人の禰宜が勤仕していたが、いずれも伊勢に移住し、時の流れとともに再び寂れてしまいます。





明治12年村社格を指定されたのち各字の無格社を合わせ祀る小俣神社(八柱神社)を合祀、昭和19年に県社へ昇格されました。
社格制度廃止後も小俣村の産土神として崇敬され、離宮さん・大漁宮・旅宮とも称され信仰を集めています。




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