古峯神社の奥宮 『深山巴の宿』 - 2015.12.04 Fri

古峯神社の奥宮『深山巴の宿(じんぜんともえのしゅく) 』は、
古峯神社の縁起ども縁の深い日光を開かれた勝道上人が古峯ヶ原において3年の間修行をした場所で、
ここでの修業の後、
天応2年(西暦782年)日光の男体山に初めて登頂し大日光開山の偉業を成しとげられました。





『深山巴の宿』は古峯神社より1kmほど先に道の脇に看板があり、
そこから山道を10分ほど歩きますと着きます。
着きますが……この目印の看板がとてもわかり難いです(ノ∀`)
「神社から1キロ少々先の左の路肩の車停めれるところに木の立て札あるので~」と、
神社の方に教えていただきましたが目印が神社から来る道では反対になっていますので、
初見では見つけられなくて行き過ぎてしまうと思います。
実際、行き過ぎてしまいましたよ、5kmほど(笑

案内の看板より山道をしばらく歩いて行きますと、
道端に案内板が見え、向かい側の木の鳥居をくぐって
せせらぎのような御堀に囲まれた窪地になった場所に下りて行きます。





この場所が古峯神社の奥宮で修行場でもある『深山巴の宿』です。
古峯ヶ原高原(横根山)山頂にある深山巴の宿は古峯ヶ原高原の足尾との境に位置し、
この御堀に囲まれ修行の地として定められた場所には、
檜の下の石祠に勝道上人・日本武尊が祀られ、
付近に点在する石仏や石の祠などに昔の修行場の様子を垣間見ることができます。
古峯神社の伝承によりますと、
ここに草庵を結び修業をした後、勝道上人は日光の男体山に初めて登頂に成功し、
そして大日光開山の偉業を成しとげられたという縁起に基づき、
かつては日光全山26院80坊の僧坊達が古峯神社より古峯ヶ原に登山し、
深山巴の宿で祈願を込め修行するという習わしが千余年の永きに亘って行なわれていたようです。
現在でも、禊場として使われ「巴の宿」という名前の由来となった巴形に清水が湧き出る池があります。

ここは静かで、良い雰囲気の場所ですが、
途中に「熊に注意」の看板もあったので怖いです(;´Д`)(笑

古峯ヶ原の景色もとても美しい場所でした☆
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青空に映える紅葉の『古峯園』 - 2015.11.28 Sat

晴れたので、また来ました(*´Д`)(笑
まぁ前回の次の日なんですけれど。

晴れていますと、それぞれの木々の色のコントラストが良い感じですね~♪
山が賑やかな感じで見ていて楽しいです。


風も穏やかなので池が水鏡のようになっていまして、
それが周囲の情景を映していて美しいです(人*´∀`*)





やはり晴れの日は良いですね(´ー`)
日の光が紅葉を照らし色も鮮やかに☆
こういう景色を撮るときのお天気は、
晴れか、いっそ濃霧の方がいい……かも?(笑

ここの景色、好きです♪
手前に大きめの木、奥の滝の周囲に小さめの樹木を配置することで、
庭園の構図に奥行きが出て、滝の水の流れに「動」が感じられて良いですね~





今年も良い紅葉が見られました(o´ω`o)ありがたいことです。

そんな感じの秋の古峯神社の『古峯園』でした~☆
山にある神社でこれだけの規模の神庭のあるのは珍しいのではないでしょうか?
古峯神社へとお参りに行かれましたなら『古峯園』へも是非☆オススメです。

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そうだ神社に泊まろう、古峯神社参籠「天狗の宿」 - 2015.11.24 Tue

古くより翌朝黎明の一番祈祷を受けて下山する慣わしのある古峯神社には、
全国から来られる崇敬者の参籠宿泊施設がありまして、
神社内に宿泊できる珍しい神社です。
夏期には林間学校などにも利用され、
もちろん普通の旅行者も宿泊できます

というわけで古峯神社に宿泊します(o´ω`o)ノ
宿泊施設は神社本殿と続きの境内の建物にあり、
三百畳の大広間や百畳の中広間、
その他に大小様々な個室があって大規模な施設となっています。
でも、この日は他に数組だけ宿泊されていただけで、
ちょっとフリーダム状態でした(*´Д`)いっぱい写真撮れます、やったー(笑




別名「天狗の社」とも呼ばれる古峯神社だけあって、
神社内参籠室や廊下には様々な天狗が奉納されています。
このほとんどが熱心な崇敬者さんが心願成就の暁に奉納されたもので、
個性的な造形の天狗や烏天狗がいっはいで見ていて飽きません(*゚∀゚)=3
中でも、この二つの大きな天狗と烏天狗の面は、
一刀彫りで作られた江戸時代の作で全長も1.7mほどもある見事なものです。
それも夜の誰も居ない廊下や所で見ているので迫力満点です('笑

この鉄の大湯釜は「不滅の御神火」というもので、
ここで燃える御神火は古峯神社の創祀以来ずっと絶やすことなく、
常に大湯釜でお湯が沸かされており、
沸き立つ湯気に当たれば、無病息災で過ごすことができると言われています。

ここでの食事は直会(なおらい)の間でいただきます。
神饌料理を中心に自然の食材を活かした、
素朴ながらも美味しい田舎料理と言った感じですね♪
御饌的に言いますと「熟饌」というかんじでしょうか(´ー`)
まぁわたしは高野豆腐があれば機嫌良しですけれど(人*´∀`*)
あと、けんちん汁と湯葉や蒟蒻のお刺身も良いですね☆
ちなみに直会の間は二百畳ほどある広間で、
そんな場所でぽつねんと空間を贅沢に使った食事です(笑
春や秋の講中り期間ですと、
そんな広い直会の間も崇敬者さんでいっぱいになるのでしょうね。

しかも食事には古峯神社の御神酒と神紋と名前の入った盃が付きます♪
すばらしい(*゚∀゚)=3

そして珍しく御朱印のご紹介です(*´Д`)友達の御朱印帳ですけれど(笑
古峯神社の御朱印は他ではあまり見かけない独特なもので、
神社名と朱印の押された横に、
なんとっ手書きで天狗の絵を描いていただけます(゚▽゚*)♪
その日に御朱印の書き手によって絵柄は違いますが、
だいたい四種類ほどの中から選べます☆
これには御朱印を集めないわたしもちょっと心が揺れました(笑

宿泊するお部屋は清潔感のある気持ちの良い感じで、
川のせせらぎの音や風が揺らす木々の音が聞こえてきます。
消灯は九時で起床の時間にとくに指定はありませんが、
朝は7時ぐらいまで神職による神社の日課のため拝殿や神殿は閉じられています。

そんなかんじで古峯神社での宿泊のお話でした~
山奥深い地にある古峯神社で、
その神社の中に宿泊し厳かな感じと自然の豊かさ、
日常とは違う雰囲気に包まれての一夜ヽ(´ー`)ノよいものです。
詳しくはこちら↓古峯神社さんのHPにてどうぞ
http://www.furumine-jinjya.jp/
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▼古峯神社▼ - 2015.11.21 Sat






標高約700メートルの地点の古峯ヶ原(こぶがはら)に鎮座し、
古くから山岳信仰の修行場でもあった当社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、
神社内参籠室や廊下には所せましと天狗の面などが掲げられております。
そのためこの地方では交通安全のお守りとして、
オレンジ色の天狗の団扇の古峯神社ステッカーを貼っている車をよく見かけるそうです。
一部地方の崇敬者の方には「こみね(古峯・古峰)さん」、「こぶがはらさま」と愛称されておりますが、
「ふるみねじんじゃ」が正しい神社名です。






約1300年ほど昔、隼人という方が京都からこの地に移り、
京都よりこの古峯ヶ原の淨地に日本武尊を御遷座したのが始まりといわれています。
奈良時代の終わりごろに鎮座地であるこの古峯ヶ原は日光を開かれた勝道上人という僧侶の修行の場となり、
ここでの修業後に日光の男体山に初めて登頂し大日光開山の偉業を成しとげた縁起にもとづき、
日光全山26院80坊の僧坊達は年々古峯ヶ原(古峯神社を中心)に登山、
深山巴の宿で祈願を込め修行する慣わしとなり、その修行は明治維新まで続けられていたそうです。
その後、明治初年の太政官布告により神仏分離が行なわれ、
仏具一切を取り除き純然たる古峯神社となり現在にいたっています。






古峯神社の社殿は他にあまり見ない形になっており、
中央に拝殿・左右に神楽殿や御参籠への入口が一体となった、
茅葺の屋根の珍しい社殿となっています。
これは当社が古くから修行者の休息所「天狗の宿」として知られ、
創始以来の当神社の特色として翌朝黎明の一番祈祷を受けて下山する慣わしがあり、
参籠宿泊施設として神社内にいつでも一晩に約350名が宿泊できるよう、
三百畳の大広間・百畳の中広間を始め、大小各種の参籠室が整えられているため、
一見すると昔の旅籠の様な茅葺屋根の造りとなっているのかもしれません。
ちなみに参籠宿は現在も宿泊施設としてあり一般の方も予約宿泊できます。






神社から西へ進むこと約4㎞の地点に奥宮のある横根山に包まれた古峯ヶ原高原があり、
この高原からは男体山・女峯山・白根山・富士山・赤城山・庚申山などの、
数々の霊峯の雄大な姿を望むことが出来る密かなハイキングコースの名所となっています。
また古峯ヶ原街道を神社方面に向かう神社の手前約6kmの場所にある大きな「一の大鳥居」は、
高さは8階建てビルに相当しており鋼性鳥居として国内最大級のものとなっています。





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古峯神社神庭「古峯園」は紅葉なりつつ、ちょっと曇天 - 2015.11.18 Wed

栃木県鹿沼市草久にある古峯神社神庭「古峯園(こほうえん)」へ行ってきたお話です(o´ω`o)ノ
一か月ほど前のこの時は、まだ紅葉もほどほどという感じですが、
現在ならきっと全体的に唐紅な庭園の風景になっていると思います。




「古峯園」は面積凡そ82500平方メートル(25000坪)の廻遊式日本庭園で、
広大な自然の地形を生かし大芦川を引き込み作られた古峯神社の庭園です。
庭園の門を入ってすぐに橋があり大芦川が下を流れています。
源流に近く、川を流れる清流に清められるような心地です(´ー`)





古峯園は峯の池を中心に庵や茶屋を配し、
四季を楽しめる様々な草木が植えられています。
今の時期はもちろん紅葉や満天星が主役でよく目立っています(人*´∀`*)美しい♪
少し前なら萩も良い感じでしたでしょうね。

庭園唯一の滝「峯の滝」です。
動きのある水の流れと周囲の岩や木の配置が素晴らしいです☆
廻遊式日本庭園には滝は重要です(`・ω・´)兼六園でそう聞きました(笑





庭園にはいくつかの茶屋や休憩所があり、
ちょっと休みながら庭園を眺めることができます。
石垣の上にあるのは「峯の茶屋」で、
高台より庭園を眺めながらお食事(軽食・懐石料理)や、
甘味などを楽しめるようになっています。


峯の池の全景はこんな感じ~
左手に池の上に迫り出している建物は「静峯亭」という休憩所で、
右手は先ほどの峯の茶屋です。
こちらから眺めますと背後の山を借景として、
なかなかの迫力がありますね(-_☆)




他にも「峯松庵」と「翠滴」という茶室があり、
茶室立礼席にて気軽にお抹茶を喫することができます。
趣のある佇まいの素敵な茶室(゚▽゚*)苔生した感じ、好き♪
そこでいただくお抹茶も良い感じですね~あと茶菓子も(笑

以上、ちょっと曇りの古峯神社神庭「古峯園」でした~☆
晴れたらまた来ます(`・ω・´)
そんなかんじで古峯神社へ滞在したお話がしばらく続きまっす(o´ω`o)ノ
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