▼宇治神社(足神さん)▼ - 2015.12.17 Thu






伊勢神宮・内宮より鳥居を出て左手にある五ヶ所湾へと続く街道の、
鼓ヶ岳のふもと五十鈴川の畔に鎮座しています。
足腰に御利益のある「足神さん」を祀る神社としても知られ、
数年前にはアテネ五輪の前に伊勢出身の野口みずき選手が参拝し、
金メダルを獲得したことで脚光を浴びた神社です。





境内には足神さんと親しまれる宇摩志阿斯訶備比古遅神、
蓬莱稲荷神社の宇迦之御魂神や宇治の氏神である玉移良比賣神、
五十鈴川の守護神の御裳須曽姫神など25座の神が合祀されています。
その中の神名不詳一座は、
むかし五十鈴川上流の鏡岩の上に祀られていた旧石津賀神社の御祭神です。





宇治神社は伊勢神宮内宮のおひざもと鳥居前町(宇治)を守られている氏神様を祀り、
中世より鳥居前町として栄えた館、今在家、中之切、浦田の宇治4ケ町と、
これらの町で暮らし、働らき、縁ある人々をお守りする産土神です。
明治四十一年には4ケ町でそれぞれ祀られていた神社の御祭神と、
旧内宮諸官社の御祭神数柱が宇治神社に合祀され、
「内宮さんのおひざもと宇治の守護神」として広く世に慕われ、
お伊勢参りに合わせてお参りする方が多くあります。






『神宮略典』によるりますと当社は皇大神宮末社に足立弖社に擬し、
言伝えでは宝暦年間(1751~1764)磯辺街道にあった笹原茶屋の亭主が、
足を傷めていた老狐を治療し手を尽くしましたがその甲斐なく悶死し、
亭主はこれを厚く葬り、山神に祖霊と祀り崇敬しました。
その後、足の疲労平癒を祈れば必ず加護ありと遠来より参拝する者が多くなり、
草鞋を絵馬とともに献じ祈願する習わしとなっています。
現在でも多くの陸上選手や足の悪い人たちが訪れ、
健脚・健康を祈り絵馬とともに草鞋が献じられています。

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