▼青葉神社(福井)▼ - 2016.07.12 Tue






鎮座地は福井と京都との境にあって若狭富士ともいわれている青葉山山麓の、
真言宗・中山寺の本堂裏手の山中にあります。
この青葉神社の社殿は前宮と呼ばれるもので、
本宮はここから三キロ先の青葉山の頂上、東峰にあります。






創建は定かではありませんが、
青葉上頂に青葉権現像を青葉明神として祀ったのが始まりと考えられ、
その頃の青葉山は女人禁制の霊山であり修験道が盛んであったようです。
当時はこの青葉山東側には一乗寺・中山寺・牧山寺・宝尾山寺といった、
古い大寺院がいくつもあったと伝えられています。






丹後における土蜘蛛退治の伝承で最も古いものが、
「丹後風土記残缺」に記された陸耳御笠と日子坐王の伝説で
崇神天皇の時代、土蜘蛛討伐のため丹波に派遣された日子坐王が、
土蜘蛛の頭・陸耳之御笠(くがみみみかさ)を討伐したのはこの山だったと言われています。
日子坐王は、記紀系譜によりますと開化天皇の子で崇神天皇の弟とされる皇族で、
四道将軍「丹波道主命」の父にして古代十九氏族の祖とされていますが、
実在を疑問視する声も多い謎の人物です。





重巡洋艦には山の名前が命名されるという伝統から、
日本で三番目に古い重巡・青葉はこの山の名を命名され、
その縁からここ青葉神社が艦内神社として勧請されました。
この青葉山の西側は古くから鎮守府としてあった京都の舞鶴市があり、
京都の東方に位置する比叡山にちなみ、
舞鶴市の東方に位置する青葉山を北叡山と呼ぶこともあったそうです。

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