▼熱田神宮-西楽所・ならずの梅▼ - 2016.09.09 Fri


神楽殿の前にある桧皮葺(ひわだぶき)が美しいこの西楽所は、
貞享3年に徳川綱吉が再建した神宮のなかで数少ない明治以前の建造物の一つです。
5月1日の舞楽神事では楽が奏され、5月8日の豊年祭にはおためし(田畠の模型)が奉飾されます。

この西楽所は元は昭和20年に焼失した海上門(かいじょうもん)内にあった建物で、
当時は対になる東楽所もあったそうです。


室町時代の境内の様子が描かれた江戸時代模写の享禄古図にも描かれいてる梅の古木で、
毎年二月上旬頃から薄桃色の花が咲き始めますが、
一度も実をつけたことがないことから『不実(ならず)の梅』といわれています。


この『ならずの梅』は安永・天明頃の俗謡に、
「ひんやれ、宮の熱田のならずの梅は やれよいとやれよいと花はさけども実はならん、しょんがゑ…」
などと謡われるほど当時から有名な奇木だったようです。

○いつもポチッと投票ありがとうございます(o´ω`o)励みになります♪○



スポンサーサイト