▼熱田神宮-大幸田神社・相撲場▼ - 2016.10.30 Sun


信長塀の東端、宮庁の近くに鎮座し、
第一駐車場から熱田神宮へ入りますと最初にある神社で、
大幸田神社の「大幸田」という名前には、
田圃に大きな幸せをもたらすようにとの願いが込められています。
御祭神は宇迦之御魂神
熱田神宮では大幸田神社は田に大きな幸福をもたらすということから、
当社を「福の神」、「富貴栄達」のご利益があるとされており、
出世することを祈念する神様とも言われています。
御神前において行われる1月7日の「世様神事(よだめししんじ)」や、
1月11日の「踏歌神事(とうかしんじ)」が有名です。




その年の初めに農業などの豊凶を占う「世様神事」では、
前年の「封水世様神事(ふうすいよだめししんじ)」にて斎甕に清水を入れて封をしたものを、
大幸田神社のご神前に据えた後に神職により斎甕の封が解かれ、
ご神水の減水量を計り、その年の雨量の多小、旱魃の有無を占います。
世様神事の後日に執り行われる1月11日の「踏歌神事(とうかしんじ)」では、
この5日前に行われた世様神事でご神水の減水量を計った斎甕を神楽殿(かぐらでん)に据え、
毎年同量の清水を計り入れたのち甕の封をとじ、
翌年の世様神事まで本殿東側の東宝殿(とうほうでん)床下に納められます。
この二つのお祭りは平安朝時代の宮中行事の流れを汲むといわれ、
舞人が歌曲にあわせ桜を冠にかざして舞い春きざす大地を踏み除厄と招福を祈る神事で、
「アラレバシリの神事」「オベロベロ祭り」とも呼ばれています。


熱田神宮の第3駐車場の北側、愛知県神社庁の前あたりに位置し、
毎年5月末には熱田神宮で最も重要な例祭(熱田祭り)の前に、
奉納行事の一環として「熱田祭り奉納相撲」が熱田神宮の相撲場で開催されます。
また熱田神宮では毎年、大相撲名古屋場所(七月場所)の一週間前の土曜日に、
熱田神宮拝殿前に特別に敷かれた土俵にて「奉納土俵入り」が執り行われ、
横綱や大関が「不知火型」や「雲龍型」といったシコを踏んで神様へ奉納します。

○いつもポチッと投票ありがとうございます(o´ω`o)励みになります♪○



スポンサーサイト