▼夜都伎神社▼ - 2019.12.20 Fri






奈良にある古道「山之辺の道」沿いにあり、
乙木町の北方の集落から少し北に離れた宮山(別名、たいこ山)の裾野、
古墳を削平して神社を造営したと言われ境内自体が前方後円墳となっている、
式内小社「大和国山辺郡 夜都伎神社」の論社であります。





鎮座地の乙木村は古くは興福寺大乗院及び春日大社領の乙木荘であり、
乙木には元は夜都伎神社と春日神社の2社がありましたが、
夜都伎神社の社地を現在の十二神社の社地と交換し、
乙木は春日神社1社のみとして社名を夜都伎神社に改めたものと伝えられています。
そのことから春日の四神を祀るため別名・春日神社とも呼ばれています。










春日大社との関係は深く、
江戸時代末期まで「蓮の御供」という神饌を献上し、
春日大社からは古くなった社殿・鳥居を60年毎に夜都岐神社に下賜し、
社殿として使用させるという伝統があり、
現在の本殿は明治39年に春日大社から移された建物であります。
明治39年に改築された本殿は春日造桧皮葺、高欄、浜床、向拝付彩色7色の造りとなっており、
拝殿は珍しい茅葺屋根になっています。




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