▼上野天神宮(菅原神社)-松尾神社・鐘楼など▼ - 2020.05.13 Wed





御祭神は大山咋命
京都の松尾大社を総本社とする神社で御祭神は「神々の酒奉行」といわれています。
酒造りの盛んな地域でよく御祀りされている神社でここ伊賀では、
伊勢志摩サミットの乾杯酒となった「半蔵」やドラマになった「るみ子の酒」などが有名です。
ちなみに俳聖・松尾芭蕉とも縁の深い神社でもあり、
芭蕉がその処女作である「貝おほひ」の自序の末尾に、
「神楽の発句を巻軸にをきぬるハ、歌にやハらぐ神心といへば、
小歌にも予がこころざすところの誠をてらし見給ふらん事をあふぎて、
当所あまミつおゝん神の御やしろの手向ぐさとなしぬ」
寛文拾二年正月廿五日伊賀上野松尾氏宗房、釣月軒にしてミづから序す。
とありここでの「あまミつおおん神の御やしろ」は当社のことです。






こちらも境内社である美加多神社と高原稲荷神社です。
美加多神社の御祭神は比地山神・八重事代主神・火之迦具土神・木花咲夜比売神
高原稲荷神社には宇迦之御魂大神を御祀りしています。




こちらは本殿左手にある神社では珍しい「鐘楼」です。
神仏習合時代の名残を残す江戸時代前期(1600年代後期)に建てられた鐘楼で、
同じく江戸時代中期に建てられた入り口にある楼門と共に、
平成5年(1993)3月8日に県の指定文化財に指定されています。
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▼上野天神宮(菅原神社)-本殿▼ - 2020.05.07 Thu






天正9年(1581年)の「天正伊賀の乱」の後、
天正13年(1585年)伊賀の領主となった筒井定次が菅原神社を祀ったのが創始とされ、
慶長13年(1608年)に藤堂高虎による城下町整備の際に城郭鎮守として再建されました。










他に上野村に祀られていた九社神社を相殿としてお祀りし、
元来は旧上野町六千戸の産土神として、
農耕神祇(のうこうじんぎ)に発祥する神々を祀る神社でもあり、
通称・お天神さんとして地元の方々に崇敬されている惣社です。






この御祭りでは鬼の面を着け奴振りを伴った鬼行列が有名で、
京都の祇園祭の山鉾に似た楼車(だんじり)の巡行され、
祇園祭で奏でられるものが元になったといわれているお囃子が、
楼車の上で奏される類例の少ない貴重な行事です。
この御祭りは2016年12月1日に全国33ヶ所の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、
ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

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