▼樺崎八幡宮▼ - 2011.10.21 Fri





国道293号沿いから樺崎町へ入ると、なにやら懐かしいような田舎の風景に変わります。
ここ樺崎八幡宮は法界寺(樺崎寺)の跡地であり、現在も所々で発掘調査は続いています。





樺崎八幡宮の創建は正治元年に足利義氏が、この地に八幡神を勧請し足利義兼の御霊と合祀したのが始まりと伝えられています。
元々この地は足利義兼が為理人上人を招き開山した法界寺(樺崎寺)跡地で、後年、鑁阿寺の奥の院として義兼が念仏を唱えながら生活し正治元年に入寂しました。
足利義兼は、源頼朝の従兄弟にあたり、頼朝の妻である北条政子の妹の時子を妻とする義兄弟です。





江戸時代には足利氏の末裔・喜連川氏が八幡宮を再建しますが、当時の格式を維持できず明治の神仏分離令により、法界寺は廃寺となってしまいます。
本殿は天和年間に再建されたもので、江戸時代初期の神社建築の風を残しており足利市指定有形文化財に指定されています。





二の鳥居横にある池を中心に浄土庭園が作られ、平泉にある毛越寺や中尊寺のような華麗な寺社だったのだろうと想像を掻き立てられます。
十月には例大祭があり樺崎八幡宮太々神楽が樺崎八幡宮代々神楽保存会により奉納されます。
また最近では樺崎八幡宮がアニメ「ヨスガノソラ」に登場する叉依姫神社のモデルになったそうです。





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