▼今社▼ - 2012.02.27 Mon





今社は山田産土八社のひとつで豊受大神宮摂社の清野井庭神社の跡地とも言われています。
当社の鎮座するこの地は、むかし宮川の分流・清川の流れる清野と呼ばれる原野の一部で、その清川に井場(堰)を作り、水を汲んだことから井庭村または井場村と称されていました。
今社は、この古称の村名を以て社号としたものです。





鹿屋野姫命は野を司り五穀の守護する神様で豊受大神の幸魂の神です。
明治に社寺領の整理に伴う一郷一社の郷社定則が発せられて当社は村社となり、無格社小祠等が合祀され八衝比古神・八衝比売神・誉田別命・大山祇神大・巳貴神・菅原道眞(天神様)・宇賀之御魂神・不明祭神二座が合祀されています。





「小祠拾」という古書には『今社上之久保ノ北ニ在、今村社トモ云、宝殿ナクシテ石壇、鳥居アリ、社地広ク老樹数株アリ』と記されており、昔はただ石壇に霊石を奉安した素朴で原始信仰の形をした神社だったようです。
またここには他の山田産土八社と同じように「伊勢の八頭」という御頭(獅子頭)があり、二月の御頭神事では伊勢独特の獅子舞で氏子各地区を廻り邪気を払います。





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