*呉へゆく・艦船巡り前編* - 2019.10.21 Mon

呉の艦船めぐりは「大和ミュージアム(呉市海軍歴史科学館)」の隣の建物、
呉海運・呉中央桟橋ターミナル1階フロアで受付をし、
中央桟橋から出発する貸切の観光船にて呉湾を巡ります。
しかもクルーズ船での解説はなんと海上自衛隊自衛官OBさんなのです(꒪˙꒳˙꒪ )♪

受付のところには本日入港している艦船が写真で掲示されています☆
この日は運良く沢山の艦艇が寄港していましたよ(´ー`)

それでは~呉艦船巡りに出発です٩( 'ω' )و




広島県呉市の呉湾はかつて「東洋一の軍港」と謳われ、
現在も横須賀港と並ぶ海上自衛隊の主要基地となっています。
大型のクレーンが立ち並ぶ造船所が湾岸に沢山あり、
戦艦大和などが建造されたドックも現役で稼動していまして、
大きなタンカーや商船が建造中でした。
ちなみに上の写真の中央にあるドックが戦艦大和の建造された場所です(*゚∀゚)=3

そしてっ!!ここから海上自衛隊の艦船の登場です(-_☆)
手前に見える艦はDD-113・たかなみ型護衛艦の「さざなみ」で、
左手奥に艦橋部分だけ見えているのはATS-4203・てんりゅう型の「てんりゅう」という訓練支援艦です。

先ほどの「さざなみ」の前に停泊している艦はTV-3518しまゆき型の訓練艦「せとゆき」です。

「せとゆき」を後ろから~
しまゆき型練習艦は元はつゆき型の護衛艦でしたが、
海上自衛隊艦艇のシステム艦化により教育と訓練もこれに適合したものが求められるようになり、
できるだけ新しい練習艦が必要となりこの型の艦を練習艦として護衛艦より用途変更されたそうです。
ちなみにこの艦は2010年6月3日、
和歌山県串本町のエルトゥールル号遭難事件から120年目にあたる日に洋上追悼式にて、
在日本・トルコ大使やオスマン・パシャのひ孫のオスマン・ケマル・テキタシュ夫妻のほか、
寬仁親王、彬子女王が乗艦され自衛艦で皇室・対外王室に対しての御召艦となった戦後初めての艦でもあります。

「さざなみ」を前方より~
この「さざなみ」という名を受け継ぐ日本の艦艇としましては、
帝国海軍の駆逐艦 雷型駆逐艦「漣」、吹雪型駆逐艦「漣」に続き3代目。
2009年3月14日、ソマリア沖の海賊対策のため、
護衛艦「さみだれ」と共に第1次派遣海賊対処水上部隊を編成し呉を出航した艦で、
その後も度々海賊対処行動水上部隊として出航し、
今年の2019年7月28日にも第34次派遣海賊対処行動水上部隊としてソマリア沖・アデン湾へ向けて出航しました。

「てんりゅう」を近くから~
艦名は長野・静岡に流れる天竜川に由来し、
旧海軍のスループ「天龍」、軽巡洋艦「天龍」に続き日本の艦艇としては3代目にあたり、
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災で災害派遣された艦艇の1隻でもあります。

「さざなみ」の後ろから~
護衛艦の後ろって思ったより角ばっていてシュッとしているものなんですねぇ(o´ω`o)

桟橋の反対側へ廻ってきました~
手前に停泊している艦は訓練支援艦のATS-4202「くろべ」、
1990年9月、海上自衛隊の艦艇として初めて女性自衛官が乗組みとなった艦で、
2011年には「てんりゅう」と同じく東日本大震災に対し災害派遣され、
被災地、宮城県女川町に向けて出港しました。

そして…いよいよ大型のヘリコプター搭載護衛艦の登場ですっ!!ヽ(´□`。)ノ・゚
というところで次回の艦艇巡り後編へと続きます(笑
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