▼榛名神社・その弐▼ - 2015.10.10 Sat






春日造本社と入母屋造拝殿の間を幣殿でつないだ複合社殿で、
本社は背後の御姿岩と接続しており、
御姿岩内の洞窟に御神体がお祀りされています。
現在の御祭神は火産霊神・埴山姫神。
中世は満行権現と称され元湯彦命が祭神とされていましたが、
明治元年以降、現在の二柱に改められました。
また榛名神社は先の大戦において数々の主要海戦に従軍しながらも決して沈没することなく、
終戦まで生き残った数少ない艦艇である巡洋戦艦「榛名」の艦内神社としても有名です。






本殿は黒と朱を基調として要所には金箔や多彩な彩色が施され、
本殿の左右海老虹梁の双龍、脇障子の「竹林の七賢人」などの彫刻も多く見られ、
とても華やかな社殿となっており県指定重要文化財に指定されています。
格天井の花草飛龍の絵は仙台藩の絵師・根本常南の筆によるものです。






御姿岩は神が降り立つとも、神様そのものの姿であるともいわれ、
本殿背後に聳え立つ御姿岩は本殿が一体化するように建てられいます。
上部は人間の頭のような形の岩の頂部が突き出ており、
途中のくびれたところには御幣が飾られています。
御姿岩の下部には洞窟状の空間があり、
そこに「御内陣」と呼ばれる主祭神を祀る場が設けられていますが、
ここは何重もの扉があり、神職者さえも見ることのできない秘中の秘とされています。






御祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)をお祀りし、
もとは榛名山西部の御祖霊嶽にあったものを、
本殿の傍に摂社として祀るようになったと伝えられています。
額殿は本来は神楽の拝見所でありましたが、
大小の「太々御神楽」の扁額を揚げてあることから額殿とも呼ばれています。





北面が唐破風造、南面が切妻造銅板葺で、
北側が吹き放ちの舞台、南側を楽屋とし、
格天井には花鳥図や神楽面が描かれています。
神に奉納する神楽を演じる場所であり、本殿と向かい合い床の高さを同じくし、
神楽始めの2月15日・端午の節句の5月5日・例大祭の5月8日の年三回、
男舞22座、巫女舞14座の36座の演目のある神舞(太々御神楽)が奏上されます。
また神楽殿背後の岩山には御姿岩のちょうど向かい合う位置に窪みがあり、
この窪みには阿弥陀三尊が祀られているとも、弘法大師の彫った阿弥陀如来像が納められていたともいわれ、
そこを「弥陀窟」と称しています。





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