▼穴師坐兵主神社▼ - 2017.11.08 Wed






延喜式の式内社であり現在の穴師坐兵主神社は、
元は穴師坐兵主神社(名神大社)、巻向坐若御魂神社(式内大社)、
穴師大兵主神社(式内小社)の3社が室町時代に合祀された神社で、
鎮座地は穴師大兵主神社のあった場所です。
旧鎮座地である「弓月岳」の比定地には竜王山・穴師山・巻向山の3つの説があり定かではありません。










元の穴師坐兵主神社の兵主神は崇神天皇の60年に天皇の守護護神として祀られ、
倭姫命が創建され天孫降臨の際の三体の鏡の一体を御神体としています。
また御祭神については御食津神、天鈿女命、素盞嗚尊、天富貴命、建御名方命、
大己貴神の分身伊豆戈命、大倭大国魂神などとする多くの説があります。
左殿の大兵主神はかつて纏向山上の弓月岳にあった穴師大兵主神社祀られ、
中世の頃には穴師坐兵主神社が穴師上社、穴師大兵主神社が穴師下社と呼ばれるようになりましたが、
応仁の乱のときに若御魂神社と穴師上社の社殿が焼失したことから、
この2社を穴師下社(大兵主神社)に合祀することとなり現在の形になりました。
野見宿禰を祀る相撲神社はこちらの摂社となっています。
右殿の若御魂神は稲田姫命のことであるとさていますが、
また豊宇気毘売命の親の和久産巣日神とする説もあり、
御神体は匂玉と鈴で、芸能の神として崇敬を受けられています。






他にも境内には天王社・水神社・橘神社・稲荷社、
天一社・祖霊社・祓社・不明一社など数々の境内社や、
「あまくもに ちかくひかりて なるかみの みればかしこみねばかなしも」
と刻まれた万葉歌碑(万葉集:巻7~1369 作者未詳・揮毫:会津八一)もあります。
当社へは「山の辺の道」の穴師の坂道を300メートル程東の山の方へ、
なだらかな坂を登っていきますと神社の入口があり晩秋には見事な紅葉に彩られます。



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● COMMENT ●
紅葉も鮮やかそうですね!
Re: 紅葉も鮮やかそうですね!
> ぬくぬく先生さん
はいっご推察のとおり夏の終わりの頃に訪れた神社です(o´ω`o)
神社入り口からは想像できないほど参道を抜けた先は広々として明るく、
立派な社殿の背後に山が鎮座する素敵な場所でした♪
秋に色付くような木々か沢山ありましたから、
今頃はきっと素晴らしい風景になっていると思います(人*´∀`*)
はいっご推察のとおり夏の終わりの頃に訪れた神社です(o´ω`o)
神社入り口からは想像できないほど参道を抜けた先は広々として明るく、
立派な社殿の背後に山が鎮座する素敵な場所でした♪
秋に色付くような木々か沢山ありましたから、
今頃はきっと素晴らしい風景になっていると思います(人*´∀`*)
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漂っている感じが写真からも伝わってきますね!
境内にこんなにもたくさんの境内社とか万葉歌碑があるというのも大変ポイントが高い感じがあると
思います。
写真の撮影時期が分からないので何とも言えないのですけど、境内内のこの緑の凛とした雰囲気から察して
夏の終わり頃みたいな感じもありそうですけど、
紅葉の季節になったら眺めは壮観なものがありそうですね!