熊野古道を歩く 『馬越峠05・馬越峠の茶屋跡から桜地蔵まで』 - 2018.03.25 Sun


と、その前に茶屋跡にあるもう一つの見所「桃乙句碑」のご紹介(笑
この句碑は寛永7年(1854年)寅春、可涼園社中(尾鷲地方の弟子達)が、
俳諧師・可涼園桃乙を偲んで建立したもので、
「夜は花の上に音あり山の水」という桃乙の句を陰刻してあります。
可涼園桃乙は近江国(滋賀県)の俳人で、嘉永5年に熊野巡遊の旅に出て、
尾鷲地方に約1年滞在して地元の人達に発句(俳句)を指導し、
翌6年の秋に新宮へ旅の途中、馬越峠で次の句を残しています。
「馬越坂にて くつはむし道に這いでよ馬古世坂」


さて、では茶屋跡から尾鷲市へと馬越峠道を下っていきます。
ここからは天狗倉山や便石山へとも繋がる分岐点となっていまして、
複数の道が交差していますが尾鷲市へ降りていく道は、
「桜地蔵」と書いてある方面へ歩いていきます。

左の木の根の道が天狗倉山山頂へと向かう道で、
右の下っていく石畳の道が馬越峠道です。

下りの道は序盤は狭くやや急ですが、
すぐに広くなり歩きやすい石畳の道になります(´ー`)

馬越峠の尾鷲市側は山の面が太陽の良く当たる方向となっていますので、
道に陽光が差し込み明るく穏やかな感じのする道です♪




とくに角度が急になる場所も無く石畳の道をサクサクッと歩いて行けますので、
あっという間にチェックポイント14を通過~(*´ヮ`)ノ





そしてチャチャッとチェックポイント15も16も通過~(笑
こちら側の馬越峠道には所々にベンチが設置してありましたので、
逆から茶屋跡へ登る場合には休み休み登っていけて楽そうですね☆




まだまだ石畳の道は続いていきます₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
馬越峠は美しい石畳で有名とは聞いていましたが、
登り口からここまでほぼ完全に石畳が続いているのも凄いと思いました。
と考えているうちにチェックポイント17を通過~


チェックポイント17を過ぎた辺りから小川の流れるせせらぎの音が聞こえてくるようになり、
しばらく進みますと表示板が見え道が小川と合流しまして、
チェックポイント18に到着です(*´∀`)v
ここには「桜地蔵」という馬越峠道の名所のひとつがあります。
というわけで「桜地蔵」のお話は次回にて(ノ∀`*)

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● COMMENT ●
馬越峠
Re: 馬越峠
> ヨリック さん
はいっ(o´ω`o)馬越峠道は本当に良い道で大好きです♪
熊野古道は通信機器の電波状態も良く、
比較的街の近くにあり人気の古道にはハイキンググループの方も多いですし、
予め予約しておくことでガイドさんに付いて来て貰うことも出来ますから、
一人で行くことになっても不安なことは少ない感じです。
ただ、どの熊野古道でも「熊目撃注意」の看板があるのが怖いです(笑
はいっ(o´ω`o)馬越峠道は本当に良い道で大好きです♪
熊野古道は通信機器の電波状態も良く、
比較的街の近くにあり人気の古道にはハイキンググループの方も多いですし、
予め予約しておくことでガイドさんに付いて来て貰うことも出来ますから、
一人で行くことになっても不安なことは少ない感じです。
ただ、どの熊野古道でも「熊目撃注意」の看板があるのが怖いです(笑
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でも気の小さいヨリックは一人でこの道を歩くのはちょっと怖いようなきもち。
七森さまはいつもお一人で熊野古道を歩いておられるのでしょうか?