▼吉野水分神社-柴神社・神輿など▼ - 2018.06.25 Mon




御祭神は大己貴神
子供の皮膚の病気に守護神として崇敬され、
社殿前に置かれた「柴」を持ち帰りこれを燃やし、
子供の患部に塗るとご利益があると伝えられています。






楼門から入って右手にあり、
こちらには摂社・大神社や子供の前掛けなどがお供えされており、
社務所もこちらにあります。
拝殿の左端には「西行木像」があります。
西行は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人で、
出家後は諸国を巡る漂泊の旅に出て多くの和歌を残しました。
吉野山では3年程過ごしたそうで金峯神社の近くには西行庵があります。
ちなみに本殿の右殿に安置されている御神体「木造玉依姫命坐像」は国宝に指定されており、
御神体であるため一般には公開されていませんが、
日本第一の美女神像であるといわれています。


幣殿には八角形の神輿が二基安置されています。
向かって右手にある神輿は最も古く400年前のもので、
建部内匠頭光重を奉行とし慶長9年(1604)に製作され、
豊臣秀頼により寄贈されました。
左手にあるのは文化3年(1806)に勝手神社の神輿として製作された神輿で、
こちらも高御座を象った 八角形の古式な神輿として珍しいものとなっています。



現在の社殿は豊臣秀吉が当神社に祈願したのち秀頼を授かり、
そのお礼として慶長3年に再建の工を起された後、
秀頼が秀吉の遺志をつぎ建部内匠頭光重を奉行として慶長9年に完成されたもので、
社殿の多くが国指定の重要文化財として登録されています。
その為、秀頼により寄贈された神宝も多く、
先ほどの神輿をはじめ重文の釣燈籠、
そして楼門には秀頼寄進の銘のある湯釜などが置かれています。

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● COMMENT ●
圧巻の御神輿ですね!
Re: 圧巻の御神輿ですね!
>ぬくぬく先生さん
玉依姫命坐像は一般公開はもちろん展示会にも出た記録が無いそうですので、
本当に秘蔵というかんじですね(-_☆)
と言いつつも…どこかで写真で見られたような気がします(笑
秘蔵されているため保存状態が良く昔のものとは思えないほど発色が良かったです。
この八角形の御神輿というのも珍しいですよね~
布が掛けられているため細かな装飾はわかりませんが、
その佇まいからも立派な感じを受け凄さを感じます。
でも、そんな貴重なものを手の届くような距離で見られると言うのは、
素晴らしいことなのですけれど、心配もしてしまいますわ(o´ω`o)
玉依姫命坐像は一般公開はもちろん展示会にも出た記録が無いそうですので、
本当に秘蔵というかんじですね(-_☆)
と言いつつも…どこかで写真で見られたような気がします(笑
秘蔵されているため保存状態が良く昔のものとは思えないほど発色が良かったです。
この八角形の御神輿というのも珍しいですよね~
布が掛けられているため細かな装飾はわかりませんが、
その佇まいからも立派な感じを受け凄さを感じます。
でも、そんな貴重なものを手の届くような距離で見られると言うのは、
素晴らしいことなのですけれど、心配もしてしまいますわ(o´ω`o)
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日本第一の美女神像というものがどんな感じなのかこれはぜひ一度拝見させて頂きたいものですね。
なんだかとても興味津々です!
この御神輿は圧巻の存在感が光っていると思いますし、 八角形の古式な神輿という形式も大変価値がありそうですし、この形状は大変珍しいと思います。
そしてなによりも豊臣政権時代に造られたものが現代にまで伝わっているのは
歴史の重みも感じさせてくれそうですね。