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2020-09

▼水無神社-摂末社▼ - 2018.12.16 Sun

水無神社-摂末社01

ナナモリ(楽2手2)s水無神社の絵馬殿です。

棟札には慶長12年(1607年)に高山城主・金森長近により造営されたとあり、
飛騨の百姓一揆「大原騒動」と因縁のある絵馬殿です。



安永7年(1778年)の百姓一揆「大原騒動」の際に、
水無神社神主の山下和泉、森伊勢の両名が農民に加担したとして処刑され、
神主が不在となったため信州より神主の梶原伊豆守家熊が招かれました。

梶原伊豆守家熊は従来の両部神道を改め唯一神道とし、
拝殿以外の仏像・仏具と社殿を破却、移転、改築を進めます。
やがて明治時代となり高山県知事の宮原積は社殿の造営をおこないましたが、
従来の入母屋造りに代え神明造りに統一した際に不釣合いとなったので拝殿は取り壊されました。

しかし、氏子達はこれを惜しみ建材を保管して、明治12年(1878年)に拝殿再興を願い出て浄財を募り、
元の位置に絵馬殿として復元され、その後、昭和29年にかつての社家跡に移築され現在に至っています。



水無神社-摂末社02


絵馬殿には稲喰神馬の黒駒・白駒が画かれた絵馬が飾られています。


水無神社-摂末社03


ナナモリ(普b-01)sこちらは神馬舎です。

稲喰(いなはみ)の馬という木造の神馬2頭が神馬舎に安置され、
作者は不詳となっていますが、
古来より名匠「左甚五郎」の作と言い伝えられています。



水無神社には古くから「稲喰神馬(いなはみしんめ)」という神馬の伝説が語り継がれ、
黒駒という神馬像は江戸時代の初期の頃、
毎夜、番場の神田を食い荒らした馬を追っていくと納屋の中に消えた為、
これは黒駒の仕業と考え両目を抜き取ったところ、
以来耕作地を荒らすことが止んだと伝えられています。

もう一方の白駒という神馬像は「祈晴の神馬」と呼ばれ、
元は黒駒でしたが明治15年に大池宮司が体は白く尾と髪が黒い川原毛と呼ぶ彩色に塗り換え、
明治36年に行われた大祭では飛騨一円の博労衆が醵金して再び黒馬に塗りかえ、
その後に大正天皇の御大典の記念として現在の白月毛に化粧され、
台輪も金具付きの立派なものになったといわれます。

毎年例祭前の祈晴祭には神前に黒駒と共に引き揃えて祈晴祭を執行するという古例があるそうです。


水無神社-摂末社05


水無神社-摂末社06水無神社-摂末社07水無神社-摂末社08




ナナモリ(普b)sこちらは末社の白川神社です。

御祭神は菊理姫命
合掌造りの里として知られる白川村の長瀬と福島、
それぞれの集落にあった氏神白山神社を遷座し、
合祀して白川神社として水無神社境内に創建されました。

世界遺産として有名な白川郷(荻町)は現在も合掌造りの里としてありますが、
同村の長瀬と福島は昭和32年の御母衣電源開発でダム湖底に沈むことになり、
それぞれの集落にあった氏子も解散されましたが、
氏神白山神社を飛騨国一宮の地に御遷座、両神社を合祀し白川神社として創建されました。


水無神社-摂末社09

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ナナモリ(普b-01)sこちらは本殿右手奥にある飛騨国一宮稲荷社です。

享保年間に徳川吉宗の命令で高山の代官だった長谷川忠崇が著した、
飛州志の飛州軍覧記・飛州千光寺記・飛州三沢記の内、
飛州三沢記に「一宮水明神往古より七宮なり」とあり、
稲荷社はその一宮に数えられています。

一時期本社に合祀となり社は無い状態になっていましたが、
昭和24年4月2日境内稲荷坂に新たに社殿を造営して遷宮され、
更に平成6年11月5日に新社殿が改築造営されました。



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水無神社-摂末社17





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馬のための神社

水無神社はある意味、お馬さんのための神社といえるぐらい馬の絵馬や
木造の神馬2頭が神馬舎に安置されるなど馬関連の飾り物等が充実しているものなのですね!

黒駒・白駒の対照性も面白い伝説だと思います。

神社の飾り物や伝説には色々と秘められた背景や物語がたくさんあるものなのですね!

Re: 馬のための神社

> ぬくぬく先生さん

馬は昔から農耕に使われたり、
絵馬も本来は本物の馬を奉納することの代わりにというものですから、
こういった農業に関係する神社では神馬舎や絵馬殿が大きなところが多いですね。

伊勢神宮には本物の神馬が居ますし(o´ω`o)

古い神社には面白い伝承や伝承があって楽しいですね♪


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