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2019-12

▼由良神社-宝珠院如意寺▼ - 2019.01.22 Tue

由良神社02-01

由良といえば森鴎外の「山椒太夫」の舞台として全国的に知られ、
由良・石浦近辺は伝承に因む地が多く残っており、
ここ由良神社にも山椒太夫の伝説に縁のあるお寺が隣接しています。



由良神社02-04

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ナナモリ(普b-01)s由良神社拝殿の左手の小道を抜けますと、
真言宗東寺派 由良山 宝珠院・如意寺の境内に出ます。

如意寺はもとは由良神社(旧 熊野三所権現)の別当寺で、
地蔵堂には京都府指定文化財でもある地蔵菩薩坐像が安置されており、
この像は鎌倉時代の仏師・快慶の若い頃の作とのことです。


また、この地蔵菩薩坐像は「身代り地蔵」とも呼ばれ、
山椒太夫の物語の中で太夫に捕らわれていた安寿厨子王の姉弟が、
そのもとから逃げようとして見つかり罰として焼印を当てられますが、
一夜明けると姉弟の傷は癒え、この像に焼け跡があったという伝説があります。

森鴎外の小説の中ではこのことは夢の中の出来事となっていますが、
この像には実際に右肩に焼き印を押されたような跡があるそうです。


由良神社02-09

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ナナモリ(楽)sこの石塔は「山椒太夫首塚」です。

山椒太夫のもとから逃れ、父の冤罪を晴らし、
旧領とここ丹後の国司となった厨子王丸は、
恨らみ重なる山椒太夫を引捕え青竹の鋸で首引きの極刑に処します。


その太夫臨終の折、当寺住職の諭しに依り浄菩提心を発し、
「我れ今より後緒人の奇禍に遭う者あるを見ればそれを救うの誓願を立てん。
生来所造の諸悪の罪障この発願に依りて消滅せしめ給え」と唱えて息絶えたといいます。

後世に人々が太夫及びその一族の霊を憐れんで供養のために首塚として建てたのがこの宝篋印塔で、
南北朝時代乃至室町時代頃に作られ約六百年を経過しています。


由良神社02-14

由良神社から来たため裏から入ってきた形になりましたが、
こちらがお寺の正門です。

門の先に見える山が由良山です。

由良神社02-15

こちらのお寺のほかにもこの由良の地には山椒大夫に纏わる伝説の地が数多く点在し、
「首挽松の碑」や安寿が潮を汲んだ「汐汲浜」などがあり、
それらの山椒大夫の物語の伝説の地を巡ってみるのも良いかもしれません。


由良神社02-16

この道の奥へ行きますと由良神社の境内に出ます。


由良神社02-17

鳥居の先にうっすらと見えるのが日本海です。




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● COMMENT ●

安寿と厨子王

安寿と厨子王は子供のころに絵本として読んだ記憶がありますけど、絵本の終わらせ方は
ハッピーエンド的に終わられていたと思うのですけど、
史実の上では鋸で首引きの極刑という悲惨な最期になっていたのですね・・
鋸で首引きの極刑というと「徳川家康」という長編小説の中でも武田方に寝返った徳川家臣の処刑の際にも
用いられていたことが印象的です。

小説・絵本として知られているこの物語が現実として今も残されていて、
由良神社にも山椒太夫の伝説に縁のあるお寺が隣接しているということにも歴史を感じずにはいられないですね。
地蔵菩薩坐像の肩に焼印らしきものが残されていることにも不思議なものを感じたりもします。

鳥居の先に見える日本海の風景もすてきです。

Re: 安寿と厨子王

> ぬくぬく先生さん

わたしは祖母から安寿と厨子王の話をよく聞きました(o´ω`o)
史実ベースのお話でしたので悲惨なバージョンでした(笑

なので絵本バージョンのハッピーエンド的な終わり方というのが、
どういうお話の構成でそう終わるのかとても気になります(-_☆)

竹で作った鋸で首引きの刑はたしか織田信長もやっていましたよね?
古くからある刑罰だったのでしょうね…怖すぎますが…

由良は悲しい物語の地ですが風景はとても素晴らしいところでした♪

こんにちは。

そうだ、安寿と厨子王のお話は丹後のお話でしたね。曾禰好忠の有名な

「由良の門を渡る舟人かぢをたえ ゆくへも知らぬ恋の道かな」

が詠まれたあの辺りに史跡があつたんですね。
行つてみたいですね。でも、今の季節は雪の積もるし寒い、でも、蟹があるし(笑

鋸挽きかあ。嫌ですね。源頼義が裏切られた恨みを晴らすために藤原経清を刃をわざとこぼした刀で鋸挽きしたとあるので、少なくても平安の頃には竹かどうかは別としてあるんだと思ひます。

Re: タイトルなし

> 橘右近大夫 さん

こんにちはー

はいっ、この丹後が山椒太夫のもう1つの舞台です(o´ω`o)
ですのでここ由良と舞鶴の間には幾つか関連史跡がありました。

最近まで雪が無かったようですが、
昨日の寒波でかなり積もったかもしれませんね~
そう、今はちょうど松葉ガニの時期ですね(-_☆)(笑

鋸挽きの刑の一番古い記述はこの安寿と厨子王の物語らしいです。



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