▼伊勢神宮ー内宮▼ - 2020.06.24 Wed


正式名称は地名を冠しない「神宮」でありますが、
他の神宮と区別するために伊勢神宮と通称されており、
伊勢神宮には皇大神宮と豊受大神宮の二つの正宮があり、
一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と称されています。
古くから親しみを込められて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも呼ばれる、
神社本庁の本宗(ほんそう)、全国の神社の総親神社であります。






20年ごとに定期的に行われる遷宮「神宮式年遷宮」が有名で、
内宮・外宮の正宮の正殿を始めとする別宮以下の諸神社125社の正殿を造替して神座を遷し、
宝殿、外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎といった全社殿を造替する他、
714種1576点の御装束神宝を新しく作り変える盛大な行事となっています。
五十鈴川に架かる宇治橋は御遷宮に先駆けて新しく作り変えられ、
宇治橋の外と内に立つ大鳥居も新しく建てられますが、
内側の鳥居は内宮の旧正殿の棟持柱が、
外側の鳥居には外宮の棟持柱が再利用され用いられます。
ちなみにさらに20年経ちますと内側の鳥居は鈴鹿峠の「関の追分」、
外側の鳥居は桑名の「七里の渡し」の鳥居となります。






合流してなる五十鈴川は「御裳濯川」とも呼ばれ、
伊勢を御鎮座地と定めた倭姫命が御裳の裾を濯いだことから、
そう名付けられたと伝えられています。
五十鈴川の御手洗場に敷き詰められている石畳は、
元禄5年(1692)徳川綱吉の生母、桂昌院が寄進したものといわれ、
ここでは昔ながらに手水舎と同じように五十鈴川の澄んだ流れでお清めができます。














天孫降臨の際、天照大御神が邇邇芸命に授けた三種の神器の一つ八咫鏡に、
「吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、当に吾を視るがごとくすべし。(日本書紀)」として、
天照大御神自身の神霊を込めたとされ代々の天皇の側に置かれ祀られていました。
しかし崇神天皇5年に疫病が流行り、多くの人民が死に絶えた為、
疫病を鎮めるべく宮中に祀られていた天照大御神と倭大国魂神を皇居の外に移し祀るようになり、
その後、御鎮座地を求めて各地を移動し垂仁天皇25年に現在の伊勢神宮内宮に、
倭姫命によって御鎮座することになりました。
これらの歴史的経緯から伊勢神宮は歴史的に皇室・朝廷の権威との結びつきが強く、
現代でも内閣総理大臣及び農林水産大臣が年始に参拝することが慣例となっています。

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歴史の重さ
Re: 歴史の重さ
ぬくぬく先生 さん
伊勢神宮はこのブログを始める切っ掛けでもありますし、
昔から年に一度はお参りに行く神社でしたので、
わたしにとっても原点といえる神社です(o´ω`o)
伊勢神宮周辺は旅番組でも時折取り上げられたりしますので、
そこで知った新しいお店の情報などをメモしまして、
次に行くときの楽しみにしていたりします(笑
伊勢神宮関連の神社は最初期に記事にして取り上げたものですので、
おさらいや復習の意味も込めまして、
式年遷宮後の伊勢神宮をまた記事にしたいと思っています(꒪˙꒳˙꒪ )
お楽しみくださいませ♪
伊勢神宮はこのブログを始める切っ掛けでもありますし、
昔から年に一度はお参りに行く神社でしたので、
わたしにとっても原点といえる神社です(o´ω`o)
伊勢神宮周辺は旅番組でも時折取り上げられたりしますので、
そこで知った新しいお店の情報などをメモしまして、
次に行くときの楽しみにしていたりします(笑
伊勢神宮関連の神社は最初期に記事にして取り上げたものですので、
おさらいや復習の意味も込めまして、
式年遷宮後の伊勢神宮をまた記事にしたいと思っています(꒪˙꒳˙꒪ )
お楽しみくださいませ♪
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今回もそうですけど以前から七森様も何度も記事として取り上げられていますので、実際に行って
参拝させて頂いたことは無いものの、ニュース等での映像を拝見させていただくと「あー、あの時七森さんが取り上げられた風景・鳥居・殿が映っている」となんだか親しみを感じてしまいそうです。
そして死ぬまでに最低一度はお伊勢様に参拝はさせて頂きたいです!
日本の閣僚・元総理経験者が参拝することもあるという意味では靖国神社もそうなのかもしれないですけど、
靖国神社は政治的な香りや思惑が立ち込めているのに対して、
伊勢神宮は純粋に歴史的重みと神様への崇拝が強く感じさせてくれていると思います。
これからも伊勢神宮のすてきなレビュー記事を楽しみにさせて頂きたいと思います。