▼天河大弁財天社・後編▼ - 2013.01.15 Tue





ほかではあまり見ない本殿前に能舞台が設けられた様式は、
古くから悪霊を鎮めたり、祖霊を祀るために田楽が催されていた、
能の発祥の頃より関係の深い天河大弁財天社独特です。
現在でも芸能の神として深く信仰されており、
能楽者はもちろん芸能人やアーティストの参拝者が多いそうです。





能面三十一面、能装束三十点外に小道具、能楽謡本関係文書多数は、
いづれも安土桃山文化の逸品として世に知られ、
アメリカメトロポリタン美術館で催された「日本桃山美術展」へも数点が出品されました。
そのなかでも能楽の創始者世阿弥も使上したと思われる、「阿古父尉」を始め、
江戸初期面打ちの山崎兵衛が打った「猩々面」、
長谷寺所蔵のものと一対になっているといわれる「三番隻」・「黒色尉」
などが有名です。









天川は深山幽谷の地であったことが修行者たちの「行場」を開くきっかけとなり、
役小角により金峰山・大峰山が開山されて以来、山岳修験道の根本道場として栄えます。
そのためか天河大弁財天社には、
「しかるべき時、しかるべき状態」でないと参拝できない、
という神秘的な話もあります。


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