▼伊雜宮-「御神田(おみた)」▼ - 2013.07.20 Sat





伊勢神宮の数ある別宮のなかで唯一御神田のある伊雜宮。
内宮へ奉納する御米の田植を毎年6月24日に行ない、
その際の『御田植式』は香取神宮・住吉大社とあわせて日本三大御田植祭とされ、
御田植式での伝承芸能は『磯部の御神田(いそべのおみた)』として、
国の重要無形民俗文化財に指定されています。





『御田植式』は鎮座地である磯部町の各大字(おおあざ)の人々が毎年交代して奉仕し、
『御田植式』のその日は日中を通してほぼ一日がかりで行われます。
まず早朝に伊雑宮にて奉仕員一同そろって参拝、修祓(しゅはつ)を受けて御田に向い、
御神田にて近郷漁村の青年たちが大きな団扇のついた忌竹(いみだけ)を奪い合う勇壮な竹取神事のあと、
古式ゆかしい装束に身を包んだ謡方、鼓方、笛方、ささら方、太鼓方らによる田楽が響きわたる中、
白い着物に赤いたすきがけをした早乙女たちによって御田植が行われます。
極めて厳かで古雅でありながら、
また勇壮な面もある『磯部の御神田』は古代より受け継がれた歴史を感じます。
お田植歌
一、目出度(めでた)目出度の御神田を植えて、踊り込むぞえ宮様へ
一、今年しゃ豊年穂に穂がさいて、桝(ます)は取り置け箕(み)で量る
一、エブリ立人早乙女たちが、植える姿は百合の花

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