朝熊岳金剛證寺 『連間の池と連珠橋』 『雨宝堂』 - 2014.05.09 Fri

「あさまやまのぼりてみればごくらくの
これぞまことのじょうどなるらん」
と、詠われた『金剛證寺庭園』です。
庭園の中心となっている「連間の池」は弘法大師が掘ったと伝えられ、
池の中央に架かる橋は「連珠橋」と呼ばれています。
連珠橋を境に、比岸(しがん)「迷いの世界」と彼岸「悟りの世界」が表わされ、
5月中旬から9月にかけて数百の睡蓮の花が美しい風景が見られるそうです。
金剛證寺へ行ったのは4月でしたから、
蓮の花の気配はまったくありませんでした(´・ω・`)ざんねん
この庭園は古くは浦田織部藤原長次が願主となって、
寛文十二年(1672)に創建されたものといわれています。




この連珠橋を渡った先、彼岸に建つ御堂は『雨宝堂(うほうどう)』です。
雨宝堂では大日如来の化身である天照大御神が、
日向国(宮崎県)に降り立った十六歳の御影を、
弘法大師が感得して刻まれたと言い伝えられた神仏習合思想の神像、
雨宝童子尊をお祀りしています。




雨宝童子は正確には「金剛赤精善神雨宝童子」といい、
両部神道において天照大御神が日向に下生した時の姿とされており、
天照大神の本地仏とされる大日如来の化身ともいわれています。
持物は右手に金剛宝棒、左手に宝珠で、
頭上には五輪塔を頂く童子の姿をしています。
そういえばこちらの金剛證寺の本堂には御本尊の虚空蔵菩薩とともに、
天照大御神の御神体である神鏡をお祀りする祭壇もあるんですよ(o´ω`o)面白いですね~
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