熊野古道を歩く 『馬越峠番外編・馬越峠から天狗倉山山頂へ02』 - 2018.03.15 Thu




というわけで天狗倉山山頂部に到着ヽ(´□`。)ノ・゚
山頂部の広場にあるレンガ造りの祠には役小角がお祀りされており、
ここから見える前方右側の「高峰山」、前方正面の「八鬼山」、
どちらからか天狗が飛来し御堂を作ったという二説の伝説があります。
このお堂は地元の有志の方々がお世話されているそうで、
とても明るくて綺麗な休憩するのに丁度良い心地よい場所でした(*´∀`)

お堂に向かって左手は展望台のようになっています。
ここから覗きますと…

尾鷲市街や紀伊山地が一望できます(人*´∀`*)いいですね~♪
正面に見える山は次の熊野古道のある「八鬼山」です。

海側はこんな感じ~
岬の先にぽつんとある島は「桃頭島(とがしま)」という無人島です。

尾鷲市街地側でっす。
このずっと先が熊野かしら(*´Д`)

こっちは山側でこの先に百名山のひとつ「大台ケ原」があります。

ここから下を見るとちょっと怖い(*ノωノ)(笑
でも天狗倉山の裾野から続く港や車などの動きの見える街並み、
火力発電所などが良く見えて楽しいです♪



あと天狗倉山山頂にある巨岩には簡素な梯子が掛けられ登れるようになっていまして、
この梯子を上った岩の上が本当の天狗倉山山頂です。
この山頂の岩は一枚岩の岩盤となっていまして、
二重の岩場で中央の岩を外縁の岩が取り囲む様子から、
蓮の花にたとえられています。
ちなみにこの梯子はなんとなく怖いので今回は登りませんでした(ノ∀`)(笑
後で調べてみましたら、この上は八畳位の平らな場所なのだそうで、
数人が登っても余裕の在るスペースになっているようです。

では、馬越峠へ帰りま~すε=(ノ・∀・)ノ
右の岩の隙間みたいなとこがこの広場への出入り口です。



登りの道が急登な道でしたので、
当然帰り道はこのように急な下り道です(笑
上から見たほうが怖い感じですねぇ(;´Д`)
細かい石が多いですので足元に気をつけて下りていきましょう。

馬越峠の茶屋跡に到着(`・ω・)ゞ 帰還しましたっ!
往復の所要時間は約50分ほどでした。
気軽に行ける道ではありませんが登山道はよく整備されていますし、
山頂部南に張り出した岩場の展望台からの見晴らしは素晴らしいので、
機会がありましたら是非山頂へも訪れてみてください☆

馬越峠からちょつと寄り道、天狗倉山山頂へでした(o´ω`o)おしまい。
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熊野古道を歩く 『馬越峠番外編・馬越峠から天狗倉山山頂へ01』 - 2018.03.10 Sat

ここからはちょっと番外編で馬越峠の茶屋跡から、
この熊野古道が通る天狗倉山(てんぐらやま、てんぐらさん)の頂上へと歩くコースです(o´ω`o)ノ
往復約40分から1時間ほどの軽登山行程となりますので、
時間的に余裕があるときのみ挑戦されたほうが良いと思います。

登山の出発点はここ「馬越峠の茶屋跡」から、
石段を登った先に登山道が続いています。





馬越峠から山頂への道はある程度は整備され歩き難い道ではありませんが、
山道ですので登山靴などしっかり準備した方が安全です(*´∀`)b
天狗倉山への道は東側に面しているため、
木々の合間から太陽の光がよく通り気持ちの良い道です☆

ここは左の階段のある道へ~



そして、しばらく急な階段の道が続きます(;´Д`)
一段一段の歩幅が高めでしたので今回ここが一番疲れました(笑

急な階段を上りきりますと頂上まではあと少し。
山頂部へは右回りの道と左回りの道がありますが、
ここは左側(北側)の判り易い道へと進んでいきます(-_☆)v

頂上へと向かうちょっとだけ石畳っぽい道です(笑





木々の向こうの存在感のある巨岩が、
この天狗倉山の山頂です(*゚∀゚)=3すごいっ!
ここからはまず巨岩の元へと登っていき、
そこから岩肌に沿うようにして左側へ回り込んでいきます。
足場は急で狭く、また岩だらけの道ですので注意が必要です。
ちなみに、この写真の看板の角度が登る道の傾斜とほぼ同じです(笑

巨岩を回り込んだ場所はちょっとした広場になっていまして、
レンガ造りの祠へベンチなどががあり綺麗に整備された場所となっいます。
(人*´∀`*)というわけで天狗倉山山頂へ到着♪
次回はレンガ造りの祠のことや、ここからの景色について~お楽しみに~☆
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熊野古道を歩く 『馬越峠04・林道合流から馬越峠まで』 - 2018.03.05 Mon

はいっ、それでは馬越峠シリーズ4回目
林道合流からの続きでっす(*´∀`)ノ

ここから峠までは約540m、15分ほどの距離です(゚▽゚*)
ここまでくればもうすぐですね~





チェックポイント09から10までは平坦に近いゆるやかな石畳の道になっています。
しばらくキツめな登り道が続いていましたから、
ここで息を整えながらのんびり歩けていいですねぇ(*´∀`)b

と、思ったら石畳の道が階段状になった石段です(笑



そして熊野古道名物の「九十九折れ」(;゚∀゚)=3 フゥ
綺麗に整えられた石畳が右に左にと折れ曲がり美事なものです♪
ここを上りきりますとチェックポイント11
馬越峠はここで約半分の行程が終わったことになります。

こういう「切り通し」が出てきますと~
だいたい峠です(笑


チェックポイント12に到着~₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
この辺りの道端には石積みの壁のようなものが幾つか残っています。


この石積みはかつての畑跡で、
こうして土留めしつつ猪除けにもなっています。
昔はこの辺りにも住んでいた人がいたのでしょうね(o´ω`o)



そして石積みのある道を進みますと、
人工物や建物がある広場に到着します。
ここが馬越峠道の海山町と尾鷲市の堺になる「馬越峠(標高325m)」ですヽ(´□`。)ノ・゚

昔は、この平地の所に「馬越茶屋(間越茶屋)」があったそうで、
茶屋をたたむ明治中頃まで多くの巡礼や旅人をもてなしたそうです。
茶屋の主・世古平兵衛がこの峠にお祀りした岩船地蔵尊には、
享保8年(1723年)の銘があり開業年は更に遡るといわれます。

現在は避難小屋やベンチが幾つかと、
熊野古道スタンプの台が設置されています。

というわけで馬越峠のスタンプゲットですわー♪((o´ω`o)ノ
ちょっとインクが薄かったです(笑
さて、ここから尾鷲市側へ下りていくのが馬越峠道ですが…
ちょっと寄り道をして次回は馬越峠のある「天狗倉山」の頂上へ向かいます(`・ω・)ゞ
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熊野古道を歩く 『馬越峠03・夜鳴き地蔵から林道合流まで』 - 2018.02.25 Sun

馬越峠道の夜鳴き地蔵の続きです(o´ω`o)ノ
夜鳴き地蔵から少し先に小川にかかる一枚岩の石橋があり、
ここは石畳を撮影するスポットのひとつとなっているそうです。

山から流れ出す小川のせせらぎの音が心地よいです♪


チェックポイント05
この辺りから勾配が少々キツめになってきます。




檜や杉の林の中を美しい石畳が延々と途切れることなく続いています。
この馬越峠が熊野古道の中でも人気上位なのも納得です(*´∀`)良いですねぇ♪
そんなかんじでチェックポイント06通過~

チェックポイント06を過ぎた辺りにちょっと石畳の途切れたところがあります。

谷側へ石が崩れ落ちた感じでしたので、
もともと石畳の道だったところが土砂崩れで流れ出してしまっていたようです。

もう一箇所崩れてしまっていた箇所がありました。
ここは比較的最近に崩れた箇所のようですね。
この馬越峠のある地方は日本の中でも降雨量の多いところですから、
こういった土砂崩れによる崩壊も仕方の無いことなのでしょうね…(´・ω・`)


チェックポイント07辺りになりますと石畳の道が階段状になってきまして、
尾根近くになり頭上が明るくなってきます(o´ω`o)




チェックポイント07から08までの間は空が見える尾根伝いの道になり、
石の階段の様な道や左右をシダに囲まれた所を歩いていきます(゚▽゚*)♪
この辺りに「馬越坂の一里塚」というのがあるそうなのですが、
見事に見逃しました(ノ∀`)まったく気が付きませんでした(笑

馬越峠の一番高いところまでもう少し、
振り返ってみますと紀州の山々が連なる良い景色(人*´∀`*)

チェックポイント08からしばらく行きますと林道との合流地点です。

左が峠へ向かう道で右が林道です。
林道は細い道ですが一応車道となっていまして、
峠近くのここまでお車で来ることができるようです(-_☆)

林道との合流地点にはベンチなどのある休憩所や、
2、3台ですがお車の停められるスペースがありました。
そんなわけでちょっと休憩(*´Д`)よい景色を眺めながらお茶を喫するのであります☆
馬越峠04へ、つづく
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熊野古道を歩く 『馬越峠02・登り口から夜鳴き地蔵まで』 - 2018.02.21 Wed

それでは~馬越峠の海山側登り口から歩いていきます(o´ω`o)ノ
この登り口は前回の道の駅・海山から600mほどの距離で、
また、ここには鷲毛のバス停でありますのでバスならばここまでスィーッっと来られます♪

馬越峠(まごせとうげ)は三重県北牟婁郡紀北町と尾鷲市の境となっている峠で、
全長は約2.6kmほど、馬越峠の一番高いところの標高は325mです。




この馬越峠は熊野古道の中でも特に石畳の保存状態が良く、
約2kmに渡って続くこの道は東紀州各地に残る石畳の中でも、
その美しさは際立っていて当時の石工の技術の高さが窺えます(-_☆)

登り口から約100mほどで熊野古道のいつものチェックポイントその1です(*゚∀゚)=3
このチェックポイントは大体100m間隔で設置されていますので、
あと21ということは残り2.1kmほどとなります。

江戸時代に作られたといわれるこの峠道は当時の主要道路であり、
杉や桧が林立する森の中を幅1間半(約2.7m)と紀州藩の駕籠に合わせて道幅は決められています。

美しい石畳を眺めながらスイスイっと歩いてチェックポイント2を通過~(*´Д`)

丁寧に間伐や枝打ちされている為、道は明るく、
木々の間から差し込む光が良い感じです(´ー`)安心して歩けますね♪


そしてチェックポイント3も通過ーε=(ノ・∀・)ノ
ここまでは道の勾配は然程急では無く、
石畳で舗装されている為楽に歩いてこられました☆




ここから少しずつ勾配がきつくなりはじめますけれど(笑
それでも石畳となっていますので、
普通の山道よりは広々として歩きやすいです。


そんなかんじの古道を歩いていますとちょっとした広間に到着。
ここはチェックポイント4にある『夜鳴き地蔵』です。



この石積みの祠にあるお地蔵さんは、
明治までは旅人の無事を祈る為の石地蔵でありましたが、
いつしか地区の人々が子供の夜鳴き封じを願って「夜鳴き地蔵」と呼ぶようになり、
現在でも哺乳瓶や真新しい涎掛けが備えられています(´ー`)
海山側の登り口から登ってきて最初にある馬越峠の名所です☆

今回はここまで、次回に続きます(*´∀`)b
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